LTEの速度がヤバイ。これどういうこと?

LTEはオン・オフを切り替えることもできる

まずはLTEの速度だ。

これはキャリアと使用エリアによるところが大きいので、いつでも同じパフォーマンスが出せるわけではないのだが、少なくとも筆者が都内の自宅で使ってみたところ、驚くべきスピードが出たのである。

体感では、自宅の光回線に無線でつないでいるときの速度と遜色ないほどだ。3G回線はもちろんのこと、町中に飛んでいるWi-Fiを拾ったときよりもずっと速い。

最初は通信規格が新しくなると聞いてもピンとこなかったのだが、なるほどこれは凄まじい。今まで3Gメインで使っていた人はそのスピードに感動を覚えるだろうし、Wi-Fiメインで使っていた人はモバイルルータなしでいつでもWi-Fi並の速度が出ることにやはり感動を覚えるだろう。今後どうなるかはわからないが、少なくとも現段階でのLTEは本当にすごい。iPhone 5というか、LTEがすごいという話になってしまったが、とにかくこの速度を体験してしまったらもう元には戻れない。それくらいの魔力を秘めている。

LTEでのテザリングは超快適!

「インターネット共有」からテザリングが可能。現在はauのみ。ソフトバンクは来年1月15日から

それくらい爆速のLTEだから、当然テザリングにもばっちり使える。テザリングのやり方は簡単で、iPhoneの設定アプリから「インターネット共有」をオンにするだけ。あとはつなぎたいデバイスで「iPhone」という名前の無線を拾ってパスワードを入力すればOKだ。今回はためしにMacBook Airをテザリングで接続し、普通にウェブを閲覧してみた。

……さすがLTE。MacBook Airの大きな画面でも、サクサクと読みこんでくれる。これがもし3G回線だったならば、テザリングといっても「とりあえずネットにはつながる」というレベルの使い勝手だろう。しかしLTEなら重いページでも動画でも、まったく問題なく普段通りの感覚で閲覧することができるのだ。

ただし、au、ソフトバンク共にテザリングには7GB/月という制限があり、超過すると大幅に速度を制限されてしまうので、そこは注意が必要だ。7GBなんて絶対超えないと思っていたのだが、この快適さを味わってしまうと気にせず使ってしまいそうでちょっと怖い。