猫も杓子も「iPhone 5」。ここ数日、そんな錯覚に陥りそうになるほど様々な媒体でiPhone 5に関するニュースが報じられているが、どれだけの人が購入したいと思っているのだろうか。マイナビニュース会員500人を対象に、iPhone 5の購入予定の有無についてアンケートを実施した。

アンケートではまず、iPhone 5の購入予定について聞いたところ、「購入したいと思う」を選択したのは101人で全体の20.2%だった。一方、「購入したいと思わない」と回答したのは242人で48.4%に達し、「検討中」と答えたのは157人で31.4%だった。

iPhone 5の購入予定について

「検討中」とする人の割合も多く、購入予定者に含めるか否かで見方は大きく変わってしまうが、ここでは低く見積もって「購入したい」とする20.2%という数値だけで考えてみる。仮に、視聴率で考えた場合の20.2%はかなりの人気番組である。ましてやテレビは無料で視聴できるが、iPhoneは支払いの発生するもの。金銭の発生という大きな壁を乗り越えての20.2%という数値はかな好評価ととらえてもいいのではないだろうか。

さて、次に「購入したいと思う」と回答した人にiPhone 5のどんなところに期待しているのかをたずねた。回答で目立ったのは、ひと回り大きくなった画面サイズ、そして薄さに関するものだった。画面サイズを理由に挙げた人が7人、薄さについては11人いた。

逆に「購入したいと思わない」を選んだ人の意見としては、「必要ない」が最多で38人いた。次に目立ったのが「ドコモだから」という理由。MNP(ナンバーポータビリティ)により、キャリアの乗り換えも可能だが、キャリア自体は乗り換えたくないという人も多いのだろう。

最後に「検討中」と答えた人にどんな点について検討しているのかを聞いたところ、最も多かったのが、「値段」「価格」。合わせて32件に達した。15日現在、iPhone 5を取り扱うKDDI、ソフトバンクモバイルの両キャリアから、端末価格についてすでに発表されているが、とにもかくにも、気になるのはそのお値段なのだ。

ほかにも、「まだ今のiPhone4の返済が終わっていない点」など、旧モデルの残債を理由に挙げる人もちらほら。トータルで見れば、お金との相談というところになる。確かに、背に腹は変えられない。

一方で、「評判を聞いてから」「他のスマートフォンと機能をもう少し比べてみたい」「大きな進化がみられないが、Siriの精度及び音声強化の部分に魅力を感じているため、発売後のレビューまちです」という慎重な意見も多く見受けられた。

さて、アンケートの結果を見て、みなさんはどのように感じられただろうか。