東京ゲームショウ2012、ゲーミングPC&周辺機器の展示ブースまとめ

国内最大規模となるコンピュータゲームの展示会「東京ゲームショウ2012」(TGS2012)が、千葉県の幕張メッセで20日に開幕した。9月20日(木)～21日(金)の2日間は関係者向けのビジネスデイとなり、一般公開日は9月22日(土)～23日(日)となる。開催時間は10時～17時で、入場は16時まで。入場料は中学生以上が前売1,000円、当日1,200円。小学生以下が無料。

本稿では、TGS2012に出展しているゲーミングPCやゲーミングデバイスのブースを中心に紹介していく。

開会式では、一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)会長の鵜之澤伸氏らが開会の挨拶を述べた。鵜之澤氏は2012年のゲーム業界を「大きな変化があった年」とし、スマートフォンなどモバイル機器向けゲームの需要の増加とイベント全体での出展規模の増加に触れ、「海外からの出展も昨年を上回り、アジアで一番存在感のあるゲームショウの立ち位置を徐々に達成している」と語った。

デルの「ALIENWARE」で対戦型ゲームの国際大会 - CyAC展示ブース

オンラインゲームの世界大会をWeb上で開催する「CyAC」は、対戦型ゲームの国際大会「Asia e-Sports Cup 2012」にて、オンラインゲーム「StarCraft II」および「Counter-Strike1.6」のトーナメントを同社ブースで開催。StarCraft II部門では世界8カ国の個人戦、Counter-Strike1.6では世界4カ国のチーム戦で展開する。

一般公開日となる22日、23日ではStarCraft II部門やCounter-Strike1.6部門、「e-Sports 日本選手権」の決勝戦が行われる予定だ。

展示ブースには、公式スポンサーであるデルのゲーミングノートPC「ALIENWARE M17x」や、ハイエンドデスクトップPC「ALIENWARE Aurora ALX」が並べられ、来場者は自由に製品に触れることができる。

アーケード型コントローラー新製品を試遊- マッドキャッツ展示ブース

ゲーム用の周辺機器を販売するマッドキャッツでは、バンダイナムコゲームスの「鉄拳タッグトーナメント2」用のアーケード型コントローラーを展示。

従来も同種の製品を発売していたが、新製品となる「鉄拳タッグトーナメント2 アーケード ファイトスティック トーナメントエディション S+」では静音性を高め、強くボタンを叩いてもプラスチックの接触音が鳴りにくい仕様となっている。発売は2012年冬で、価格や詳細は未定。

このほか同社ブースでは、国内未発売のゲーミングヘッドセットや、9月7日に発売したマルチカラーのバックライトを搭載した「Cyborg V.7 Gaming Keyboard」、9月14日に発売したゲーミングマウス「Cyborg R.A.T. 7 Infection Gaming Mouse」などを展示している。なお、20日には同社所属のプロゲーマー・ウメハラ氏を招き、来場者と対戦するイベントを開催していた。

ゲームを動画・静止画でキャプチャできるデバイス - AVerMedia展示ブース

ゲーミングデバイスを発売するAVerMediaでは、PCレスでプレイステーション3やXbox360などのゲーム映像を録画できるHDD内蔵の機器「GAME CAPTURE HD」や、PC内蔵型のビデオキャプチャカード「Live Gamer HD」などを展示。

「GAME CAPTURE HD」は、コンポーネント入出力端子を経由し、PCレスでフルHD画質(1080i)の動画や静止画が録画・再生できるデバイスで、製品自体は2011年12月に発売済み。販路はAmazon.co.jpのみで、価格は12,980円。

同ブースでは、一般公開日に合わせ、プロゲーマー同士の「スーパーストリートファイターIV」対戦や、コンパニオンさんと一緒にKinectをプレイできるイベントも予定する。

TGS2012の一般公開日には2Fコンコース2ホール前・4ホール前・7ホール前に無線LANアクセスポイントを設置し、現地に展示するID/パスワードで無料の無線LANサービスが利用できる。4ホール前・7ホール前では、赤と青のカーペットを目印に「すれちがい通信&対戦ゲーム広場」も設けられるので、一般公開日の際に利用してみてはいかがだろうか。