ロングサイズに先祖返りのiPod nano
iPod nanoは、2つ前の世代までと同じ縦長スタイルが復活。だが、以前のモデルがクリックホイールを装備していたのに対して新モデルではホームボタンを装備しているだけなので、画面のサイズはだいぶ違う。ピクセル数も第5世代の240×376ドットに対して240×432ドットと、ほぼ16:9になった。
ちなみにディスプレイの解像度は202ppiで、iPhone 5/iPod touchのRetinaディスプレイとはやはり差がある。それでも動画の再生などは十分に楽しめるクオリティだ。
Bluetoothが搭載されているのも設定画面では確認できたが、残念ながら現場にBluetoothオーディオ機器を持ち込んでいなかったため、実際に使ってみることはできなかった。
マップの成熟度は現時点ではいまひとつ……?
iOS 6の機能については、既報のとおりAppleが情報を公開しているように、国によっては使えない機能がある。筆者が試した機能にも使えないものがあった。
まず、もっとも気になった「マップ」について。前述のAppleの情報によれば「建物の3D表示」が利用できるのは米国だけとなっているが、日本で利用してもニューヨークなど対応エリアの3D表示はできる。また、イベントのキーノートで英国のビッグベンを3D表示しているシーンが流れていたので、随時更新されていくものなのかもしれない。いずれ日本国内にも登録される場所が出てくるだろう。
一方、日本でも利用できることになっている「ローカル検索」については、この時点では登録スポットがまだまだ少ないような印象を受けた。表示されるスポット情報も、Yelpとの連携で豊富な情報が表示されるという米国内にくらべると充実しているとはいいがたい。ひょっとしたらこれが、「ビジネスレビュー&写真」が日本では利用できないということの意味なのだろうか? この点はいずれ確認したいと思う。申しわけない。
地図データの著作権情報を確認したところ、インクリメントPの名前が! 以前にiOS 6の地図データをインクリメントPが提供するという報道があったが、これがその証拠……と思ったところ、筆者の手元のiPhone 4S(iOS 5が動作)にも同様の記述があった。あまり関係がないのかもしれない |
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