コルグは、全鍵サンプリングのピアノ・サウンドをはじめとする3.8GBの大容量PCMを搭載したミュージック・ワークステーション「KROME」を発売する。発売時期は2012年9月下旬。

「KROME」は、ギリシャ語で色を意味する「Chroma」に由来した名前を冠し、音楽を鮮やかに彩るミュージック・ワークステーション。全3機種で、左から「KROME-61」、「KROME-73」、「KROME-88」

同製品は、88鍵全鍵ステレオ・サンプリング/ノンループのミュージック・ワークステーション。圧倒的なクオリティのピアノをはじめ、8段階ベロシティ・スイッチで、エレクトリック・ピアノなど、使える音にこだわった豊富な音色バリエーション(640プログラム/512コンビネーション)が搭載されている。ダイレクト音とアンビエント音をミックス可能で、ドラムについてもスタジオで録ったかのような音が手に入るという。

また、バリエーションとして、セミ・ウェイテッドのナチュラル・タッチ鍵盤を採用した「KROME-61」および「KROME-73」、NH(ナチュラル・ウェイテッド・ハンマー・アクション)鍵盤を採用した「KROME-88」の3機種を用意。高級感を演出するアルミ・パネルとボディには、タッチビュー・グラフィカル・ユーザー・インタフェースに対応した7インチ大型カラー・ディスプレイ、USB接続端子、SDカードスロットなども装備する。

なお、9月中旬からダウンロード開始予定の専用のエディター(KROME Editor、KROME Plug-In Editor)により、コンピューターで一度に多くのパラメーターを確認しながらエディットしたり、KROMEをDAWでソフト・シンセのように扱ったりすることもできる。