リリース後間もなく、App Sotreトップ無料ランキング1位を獲得したiOSアプリ「ダァシェリエス」。タイトルを聞いただけで中身を想像できた人は相当な鉄道好きかもしれない。このタイトル、「ドア、閉まります」を京急電鉄の車掌風にアレンジして「ダァシェリエス」となったものなのだ。タイトルの由来を知ってその感性に惹かれた人もいるのではないだろうか。企画立案、タイトル決定の経緯ほかをプロデューサーの土屋礼央氏、開発者のRucKyGAMES氏の2人に聞いた。ちなみに、土屋氏はミュージシャンのあの土屋礼央氏である。

写真左:土屋礼央氏 写真右:RucKyGAMES氏

さて、インタビューに当たって、あらかじめ「ダァシェリエス」について説明しておこう。このアプリはMac Fanの人気連載「快発会社pAple」から生まれた無料のiOSアプリである。快発会社pApleは土屋氏が社長となってオモシロiOSアプリを快発していくプロジェクトで、これまでも「タクシーメーター・リアル」「次、とまります」などヒットアプリを出してきた。

そして、新たにリリースしたのが、車掌アプリの「ダァシェリエス」である。簡単にいえば、様々なシーンで使われる台詞を車掌ボイスで声にしにくいことまで言ってのけてくれるアプリだ。たとえば、駅構内でアナウンスされるおなじみの「ドア閉まります」というフレーズをはじめ、「会議長くないすか?」「遅刻しました」「娘さんをください」など、250本以上の台詞を車掌口調で読み上げてくれる。

「ダァシェリエス」

声優には、土屋氏ほか、お笑い芸人・吉川正洋氏(ダーリンハニー)、岡安章介氏(ななめ45°)が参加。年齢・性別を問わず、車掌さんごっこで遊べるのはもちろん、倦怠感漂う長丁場の会議の気分転換にも使える? アプリなのだ。

前置きが長くなったが、お二人に話を伺っていこう(文中敬称略)。