日本ヒューレット・パッカードは4日、インクジェット複合機の2012年秋冬モデルとして、クラウド機能などを強化しつつ、自動両面印刷やWi-Fiを標準搭載した低価格モデル「HP Photosmart 5520」を発表した。9月13日より発売し、価格はオープン、直販価格は9,870円。

「HP Photosmart 5520」

インクは4色独立カートリッジで黒が顔料、シアン/マゼンタ/イエローが染料、ノズル数は黒が720ノズル、シアン/マゼンタ/イエローが各色672ノズル、印刷解像度が最大4,800×1,200dpi。印刷速度はカラーが約8枚/分、モノクロが約11枚/分。

イメージセンサーは光学1,200×2,400dpiのCISで、コピー速度(標準品質)はカラーが約5.5枚/分、モノクロが約6.5枚/分。スキャナ機能で読み取った原稿は、メモリカードやPCに直接保存できる。メモリカードスロットの対応メディアは、SDメモリーカード(SDHC対応)、メモリースティックDuo(PRO Duo対応)。microSDカードなどにはアダプタが必要。

給排紙は前面で、メイン給紙トレイの容量はA4普通紙で80枚、排紙トレイの容量は15枚。フチなし印刷や自動両面印刷/コピーにも標準で対応する。

ユーザーインタフェースは2.65型タッチスクリーン液晶、接続インタフェースはUSB 2.0とIEEE802.11b/g/n対応無線LAN。本体サイズはW444×D325×H143mm、重量は約5.1kg。対応OSはWindows XP(SP3以降)/Vista/7、Mac OS X 10.6/10.7。

なお、ネットワーク機能やクラウド機能、スマートフォン連携といった各種機能については、上位モデルとなる「HP Photosmart 6520」とほぼ同等。詳細は別記事「プリンタ2012秋 - 日本HP、Wi-FiアクセスポイントにもなるA4複合機」を参照いただきたい。