独自UIとプリインストールアプリ

シャープでは、2012年夏モデルのスマートフォンに独自のユーザーインターフェース「Feel UX」を採用している。これはアメリカの世界的なデザイン会社frog社と共同開発したもの。従来のAndroid端末で特徴的だったホーム画面とドロワー(アプリ一覧)画面の区別方法を一新し、アプリケーションシート/ウィジェットシート/ショートカットシートの「3ラインホーム」で構成されている。

Feel UXでは「ウェルカムシート」と呼ばれるロック画面でカメラ・電話・メール機能などの高速起動が可能になっている

3ラインホームのイメージ。写真は左から、アプリケーションシート/ウィジェットシート/ショートカットシートの様子

アプリケーションシートでは、類似の機能をもつアプリをひとつのフォルダにまとめて管理することができる。また、使わないアプリは非表示にし機能を無効化することが可能。ウィジェットシートには、あらかじめ使用頻度の高そうなウィジェットが貼られている。もちろん追加/移動/削除など、ユーザーが好みに合わせてカスタマイズしていける仕様だ。

またスペースは任意でどんどんと下に伸ばしていけるので、従来のAndroid端末のように「ホーム画面が足りなくてウィジェットを貼るスペースがなくなった」といったことも起こらない。ショートカットシートには、よく使うアプリやブックマークなどのショートカットを貼れる。ショートカット専用のシートができたことで、目的の動作をより素早く行うことができるようになった。

通知領域はどのシートからもアクセスできる。設定アイコンやWi-Fi/GPS/Bluetoothなどの各種オン・オフボタンが用意されているほか、バッテリー残量や電波強度などもここで確認することができる。

アプリはフォルダで管理可能(写真左)。ウィジェットを貼るスペースには困ることがない(写真中)。通知領域はどのシートからもアクセスできる(写真右)