シマンテックは、若年層の情報セキュリティへの意識と関心を高めることを目的として、安全なプログラミングをテーマとしたコンテスト「サイバーセキュリティ チャレンジ 2012」を開催する。

コンテストは、高等学校および高等専門学校生など若年層を対象に行われ、安全なプログラミングの基本となる"脆弱性"を学ぶことに焦点があてられている。コンテスト参加チームは、郵送された問題キットをもとに脆弱性の個数を見つけ出し、本来どのようなコードであるべきかを文章で説明する。上位2チームには、受賞セレモニーのほか、「シマンテック一日体験社員」として関連部門での仕事体験、同社セキュリティスペシャリストによる「安全なプログラミング」に関する講義を受けられる。

参加資格は、応募時点で日本に所在する高等学校、高等専門学校に在学する学生で、同じ教育機関に属する2名以上4名以下のチーム。国籍を問わず、日本語/英語/韓国語/中国語のいずれかで回答が作成できること。参加希望者は、Webサイトから申し込める。エントリー期間は、7月17日から8月20日まで、締め切りは8月26日到着分まで。

なお、同社代表取締役社長河村浩明氏からはコンテストの開催に関し、以下のようなコメントが出ている。

「シマンテックは、『進化するネット社会に自信と安心を』という企業ビジョンを掲げて活動を行っています。セキュリティ脅威は量的に急速に増加し、質的にはより巧妙に悪質に進化しています。こうした脅威から情報を守る側としては、情報セキュリティのプロの育成が今まで以上に重要になっています。サイバー空間は、見えない敵との戦いが求められる場であり、常に最新の技術、スキルを身につけておく必要がありますが、そのためには若い世代に興味と関心を持ってもらうことが非常に重要です。将来を担う高校生のみなさんに、今回のサイバーセキュリティーチャレンジコンテストに参加していただくことで、チームとして脆弱性のないソフトウェア作りの重要性を体感してもらい、情報セキュリティの分野に魅力を感じていただくことを願っています。」