東芝と東芝燃料電池システムは6月25日、停電時でも運転を継続できる自立運転機能付き家庭用燃料電池(PEFC)「エネファーム」を開発したと発表した。同製品は、東芝燃料電池システムから販売元である都市ガス会社やLPガス販売会社に出荷される。
同製品は、3月から出荷している総合効率94%を実現したエネファームにバッテリを必要としない自立運転機能を搭載したモデル。エネファームが発電中であれば、停電時でも運転を継続できるため、停電が発生しても自立運転時の専用コンセントを介してテレビやノートPCといった電気製品を継続利用できる。
自立切換ボックスを設置することで、停電時でも給湯機(貯湯ユニット)の電源を商用電源のコンセントからエネファーム側につなぎ換えることなく、給油が可能。自立運転時の供給能力が700Wと350Wで自立切換ボックス搭載、非搭載タイプの計3機種を用意しており、住宅の形状や生活スタイルに合わせて機種を選択できる。