JVCケンウッドは6月13日、コンパクトコンポーネントシステム「NX-SA5」および「NX-SA3」を発表した。発売は6月下旬で、価格はオープン。推定市場価格はNX-SA5が30,000円前後、NX-SA3が27,000円前後となっている。

イオン発生器を搭載する上位モデルの「NX-SA5」

円筒のタワー型デザインを採用し、設置スペースが小さくて済むコンパクトサイズのコンポ。円筒状の上部に4つのスピーカーを搭載するほか、底面にはサブウーファーを備えており、迫力ある音場を実現する。独自の"新音場システム"と4スピーカーにより、正面で聴けない場合でもステレオサウンドが楽しめるようになっている。

左が"新音場システム"をオンにしたところ。右チャンネルと左チャンネルを交互に配することで、正面以外のポジションでもステレオサウンドが楽しめる

CDプレーヤーやラジオチューナー(FM76.0~90.0MHz、AM531kHz~1,629kHz)を備えるほか、フロント部にはiPhone/iPod用のドックも搭載。ケースを装着したままでも接続できるので、外出から帰ってきてiPhoneを接続する際も手間が掛からない(一部のケースは、装着したままの接続はできない)。

さらに、上位モデルのNX-SA5では、空気中のウイルス発生抑制や除菌などの効果のあるイオナイザー(イオン発生器)を装備。イオン発生数は約10,000個/ccだ(放出口から1m離れた地点の、放出口と同じ高さにおいて)。室内環境を整えながら、オーディオを楽しめるというコンセプトだ。空気以外にも、ダイレクトドックに装着したiPhone/iPodを除菌することも可能。なお、イオン発生器の搭載は、家庭用オーディオ機器としては初となる。

その他の主な仕様は、アンプ部の実用最大出力が5W×4+20Wで、スピーカーが5cmのコーン型フルレンジユニットを採用、サブウーファーが10cmのコーンスピーカーとなっている。CDプレーヤーでは音楽CDおよびCD-R/RW(CD-DA、MP3、WMA)の再生が可能。

iPhone/iPod用ドック以外の接続インタフェースとしては、オーディオ入力(ステレオミニ)×1系統、ヘッドホン出力(ステレオミニ)×1系統、iPhone/iPod用ビデオ出力(コンポジット)×1系統を備えるほか、USBポートを搭載。USBポートにUSBメモリを挿して、MP3やWMAファイルの再生が行えるだけでなく、ラジオ番組をUSBメモリに録音することも可能だ(MP3形式、192kbps)。

サイズはW162×D162×H329mm、重量は3.04kgとなっている。