MacBook Proは13インチ/15インチの2ラインに
MacBook Proにも、13インチと15インチの新モデルが登場する。MacBook Airと同様インテルのIvy Bridgeを採用し、13インチモデルが2.5GHz/2.9GHzのデュアルコアCore i7を、15インチが2.3GHz/2.6GHzのクアッドコアのCore i7を搭載する。グラフィックスは13インチがIntel HD Graphics 4000、15インチがNVIDIA GeForce GT 650M(1GB)となり、どちらも側面にUSB 3.0やThunderbolt、FireWireの端子が備えられている。フロント部に720pのFaceTime HD cameraが内蔵されているのは、MacBook Airと同じだ。
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従来型のMacBook Proは13インチと15インチの2モデルになる |
MacBook Proのアップデート概要 |
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15インチモデルには外付けグラフィックスのNVIDIA GeForce GT 650Mが搭載される |
側面にはUSB 3.0用のポートを搭載する |
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13インチ版MacBook Proの主なスペックと価格 |
15インチ版MacBook Proの主なスペックと価格 |
"Next generation MacBook Pro"は究極の高解像度ノートブック
そしてSchiller氏は、これらのアップデートモデルに続いて、Retinaディスプレイを搭載した"Next generation MacBook Pro"を披露した。
この"Next generation MacBook Pro"が搭載するディスプレイは15.4インチで、表示画素数は2,880×1,800ピクセル。合計すると5,184,000ピクセルとなり、Schiller氏によって、iPhoneやiPadのRetinaディスプレイのように、WEBサイトの文字のドットが肉眼で認識できない様子や、細部までくっきりと描写されている写真が紹介された。チップセットはインテルのIvy Bridgeで、2.3GHzのCore i7(クアッドコア)と、2.6GHzのCore i7(クアッドコア)搭載モデルが用意される。
このように高性能を備えていながら、本体の厚みはMacBook Airとほぼ同じで、1.8cmに抑えられている。メモリはオンボードで8GB、オプションで16GBに変更可能なほか、ストレージはフラッシュメモリで2.3GHzモデルが256GB、2.6GHzモデルが512GBとなり、2.6GHzモデルにはオプションとして768GBの搭載も可能。USB 3.0やThunderboltに加え、HDMI端子なども備える。
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会場に展示されていた、"Next generation MacBook Pro"。米国のストアでは「MacBook Pro with Retina Display」、日本のストアでは「MacBook Pro Retinaディスプレイモデル」と表記されている |
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インテルのクアッドコア版Core i7を搭載する |
オプションでメモリは最大16GBまで拡張可能だ |
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NVIDIA製の「GeForce GT 650」を採用する |
ストレージは最大768GBまで増やすことができる |
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バッテリー容量を増やすなどして、連続駆動時間は7時間となった |
USB 3.0やThunderbolt、HDMIなどの端子を両側面に搭載する |
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デュアルマイクやステレオスピーカーも搭載 |
この"Next generation MacBook Pro"の紹介を終えてShiller氏は降壇し、次はMac OS X担当のCraig Federighi氏の出番となった。Federighi氏によるOS X Mountain Lionのプレビューの詳細については、「【レポート】WWDC 2012 - iCloud連携強化など、iOSの機能を積極的に取り込んだMountain Lion」にて詳細をお届けしている。また、Federighi氏に続いて登壇したScott Forstall氏によるiOS 6のプレビューについては、「【レポート】WWDC 2012 - Siriの機能拡張&iPad対応、マップ刷新など新機能盛りだくさんの「iOS 6」」をご参照いただきたい。