引用記号を「>」に設定変更する

メール本文に引用をすることは、よくある。実際、Thunderbirdで表示すると図8のようになる。

図8 デフォルトの引用記号

引用部分の左側に縦棒が表示され、引用のレベルで色が変化する。これは、テキストメールでもThunderbirdがグラフィカル処理(HTML化)をしているのである。しかし、昔からメールを利用していると、どうにも見づらい。そこで、旧来の「>」という表示にしたい。そこで、その設定を紹介したい。[ツール]メニューから[オプション]を選んで、ダイアログを表示する(図9)。

図9 [オプション]ダイアログ

さらに[詳細]を選び、[一般]タブの[設定エディタ]をクリックする。ここで、警告画面が表示されることがある(図10)。

図10 警告画面

問題ないので[細心の注意を払って使用する]をクリックする。設定エディタが起動したら、検索ボックスにmail.quoted_graphicalと入力する。設定部分をダブルクリックして、値を「false」に変えるだけだ。

図11 mail.quoted_graphicalの値を変更

以上で完了である。メールを再表示すると引用記号が「>」になっている(図12)。

図12 引用記号を「>」に変更

しかし、このメールの返信を行うと、図13のように、引用記号が縦棒になってしまう(図13)。

図13 返信では、引用記号が縦棒に

こちらも設定変更が必要になる。アカウント設定の[編集とアドレス入力]を選ぶ。ここで、[HTML形式でメッセージを編集する]のチェックを外しておけばよい(図14)

図14 [HTML形式でメッセージを編集する]のチェックを外す

変更後は、図15のようになる。

図15 返信でも引用記号を「>」に

Thunderbirdでは、デフォルトでHTML形式のメールを送信していたのである(やはり、自分の送るメールはテキストでありたいと思うのは、筆者だけだろうか)。これで、インラインでの返信も書きやすくなると思う。