『スーパーロボット大戦』(以下スパロボ)のシリーズ20周年記念作品となる『第2次スーパーロボット大戦Z』。その完結編がついにPSPに登場! 新たな参戦作品と、さらにブラッシュアップされたゲームシステムを搭載した『再世篇』に、今回、担当ぱぴいがチャレンジしたいと思います。

『第2次スパロボZ 再世篇』は、2011年『破界篇』の後編にあたるタイトル。今回は『装甲騎兵ボトムズ』『機動戦士ガンダム00 1st Season』『新機動戦記ガンダムW』『天元突破グレンラガン』など「破界篇」に登場したアニメ作品に加え、『太陽の使者 鉄人28号』『マクロス ダイナマイト7』『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』『機動戦士ガンダム00 2nd Season』などの作品が新規参戦。まずは新たに参戦した作品の中から機体をピックアップしてご紹介していこう。

主人公、金田正太郎が操作する「鉄人28号」は接近戦が得意なロボット。小学校の文化祭で「太陽の使者 鉄人28号」を歌いました。鉄人BGMの出だしの「ガオーン音」、最高です

破損した「ガンダムエクシア」から新たなる機体、「ダブルオーガンダム」に乗り換えた刹那、さらにその先に待つのは……

『第3次スパロボα』にも登場した熱気バサラは、「歌」で味方の能力をアップさせ、特定の敵の気力をダウンさせる。原作同様、戦場を引っかき回してくれるキャラクターだ

今回は『劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇』が参戦。成長したシモンがグレンラガンに乗り込む。ヴィラルとの「宿命合体」に感動……

さて、今回の物語は、前作『破界篇』でガイオウを撃破した1年後の世界から始まる。平和を取り戻したかに思われたが、ガイオウを倒した後も次元獣の被害は拡大している。人々は民間企業の「次元獣バスター」を雇い、それらに対抗していた……というのがストーリーの導入部となる。

ゲーム序盤、前作では戦いに参加しなかった少女エスター・エルハスをメインにストーリーが進行。主人公クロウ・ブルーストがいつ本編に登場するかは、プレイしてのお楽しみとして、今回はセツコやランドといった『スパロボZ』のオリジナル主人公が参戦しているのも見逃せないポイントだろう。特に暑苦しいほどに熱い男、ランドの参戦は非常にうれしい。ランドの機体BGM「負けないぜ! ガンレオン」を聴く度に、こちらのテンションは5%ずつアップする。

エスターは新たな機体「ブラスタEs」に乗り込み、次元獣に戦いを挑む。クロウとの再会で、ツンデレ再び

とにかく暑苦しい。だが、それがいい。ガンレオンに乗り込むランドさんであります

本シリーズをプレイしていて面白いのが、「お。このロボットカッコイイ」「この曲イカス」「どこかの書き込みで見たセリフ」などと思った作品があると、原作アニメに興味沸いてくること。今回は『オーバーマン キングゲイナー』『真マジンガー 衝撃!Z編』『真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』『超重神グラヴィオン』に惚れ込み、レンタルビデオ屋に走ってしまった。僕の場合、ゲームをプレイして、アニメにどっぷりハマるパターンも実に多いのである。

キングゲイナーはアニメのオープニングがぶっ飛ばされてハマった作品

ゲッターのかっこよさも言わずもがな。熱いBGMに熱い攻撃にシビレます

「鉄人28号」ってこんなに回避するんですか。次ページでは鉄人「Vコンシステム」の秘密……続きを読む