パナソニックは25日、シアターバー「SC-HTB20-K」と、コンパクトシアター「SC-HTE50-K」を発表した。発売は6月22日。価格はオープンで、推定市場価格はSC-HTB20-Kが35,000円前後、SC-HTE50-Kが25,000円前後となっている。

テレビのサイズや環境にあわせて、設置スタイルを変えることができるフロントスピーカーを持つ「SC-HTB20-K」

コンパクトなフロントスピーカーを採用する「SC-HTE50-K」

SC-HTB20-Kは、ドルビーバーチャルスピーカーを採用する2.1chのフロントサラウンドシステム。搭載しているデコーダーは、ドルビーデジタルとDTSだ。2011年9月に発売された「SC-HTB15-K」の後継機種で、SC-HTB15-Kと同様に、バースタイルのフロントスピーカーが中央で分離し、それぞれをフロント左右のスピーカーとして縦置きできる点が特徴だ。

新モデルでは、従来はアナログだったアンプをデジタル化。よりクリアなサウンドを実現している。従来モデル同様、セリフなどを聴きやすくするために音声帯域のレベルを持ち上げる「明瞭ボイス」機能を搭載。さらに、明瞭ボイスの効果を4段階で調節できる「明瞭ボイスコントローラー」が新たに採用された。シーンやコンテンツの内容に応じて、聴き取りやすく自然なサウンドを実現する。

実用最大出力は、フロント65W×2+サブウーファー110Wの計240Wだ。なお、従来モデルのフロントスピーカーは2Way構成になっていたが、SC-HTB20-Kではフルレンジとなっている。フロントスピーカーのユニットには、従来同様、ナノ竹振動板を採用している。入力端子は、HDMI×1/光デジタル音声×2を装備。HDMI端子は、ARCに対応する。

本体サイズは、フロントスピーカーがW755×D75×H91mm(横設置スタンド使用時)で、サブウーファーがW180×D305×H408mm。重量は、フロントスピーカーが約1.3kg(横設置スタンド使用時)で、サブウーファーが約5.5kgとなっている。

SC-HTE50-Kは、SC-HTB20-Kのフロントチャンネルを、コンパクトスピーカーに変更したモデル。フロントスピーカー1基のサイズはW80×D71×H139mmで、重量は約0.36kgだ。