パイオニアは16日、BDプレーヤーを搭載したサラウンドシステム「HTZ-626BD」とBDプレーヤー2機種「BDP-150」「BDP-3110」を発表した。BDP-3110は、ブラックとホワイトの2色が用意される。発売は、シアターシステムが6月中旬で、BDプレーヤーが6月上旬(BDP-3110のホワイトモデルのみ7月上旬)。価格はオープンで、推定市場価格は、HTZ-626BDが40,000円前後、BDP-150が20,000円前後、BDP-3110が17,000円前後となっている。
HTZ-626BDは、ブルーレイディスクレシーバーに5.1chのスピーカーを組み合わせた製品。
パイオニアのAVアンプは、バーチャルスピーカー技術の採用が特徴の1つだ。4月に発表された「VSA-922」では、5.2chのスピーカーで「バーチャルハイト」「バーチャルサラウンドバック」「バーチャルワイド」を加えた11.2ch相当の音場を実現。今回発表されたHTZ-626BDは、手軽なシアターパッケージでありながら、その技術を「バーチャル3Dサウンド」として採用しており、縦方向や奥行きの効果を加えた3段階の音場を利用することができる。
ネットワーク機能も充実しており、ホームネットワーク内の音楽や映像を再生するDLNAプレーヤー機能、YouTubeやPicasaといったネットコンテンツの利用にも対応する。また、Wi-Fi(無線LAN)にも対応している。
BDプレーヤー部分は、ブルーレイ3Dに対応するほか、AVCRECで記録したDVD、AVCHD、SACDの再生にも対応する。また、音楽CDをセットした場合、USBメモリへの録音機能も利用できる。なお、製品にはiPod/iPhoneに対応したクレイドルが付属する。
入力インタフェースとしてHDMI×2系統に光デジタル音声×2系統、アナログ音声×1系統、PORTABLE IN×1を備えるほか、USB×2基系統を装備。定格出力は、フロントとリアが150W×2ずつ、センターとサブウーファが各250Wの計1,100Wだ。センター・サラウンドスピーカーはW95×D90×H80mmとコンパクト。センタースピーカーも、W230×D90×H80mmと、テレビの前に設置する場合を考慮したサイズとなっている。
BDプレーヤー2製品は、BDだけでなくDVDやCDなどほとんどの光学メディアを再生できる手軽なモデル(BDP-150のみSACDに対応する)。USBポートも装備しており、JPEG、MP3、WMA、WMV、FLAC、MKV、DivX Plus HDなどの再生に対応する。
BDP-150は、スマートフォンとの連携が強化されたのがポイント。スマートフォンで撮影した動画ファイルの再生に対応するほか、スマートフォンから同社製AV機器のコントロールを行う「iControlAV 2012」や「Control App」が利用可能だ。