本体内部はHPのマシンではおなじみの逆倒立構造となっている。グラフィックスカードを支えるバーがケース全体の補強にもなっていて、がっしりとした印象だ。内部構造にも余裕があり、拡張性も抜群。本製品をベースに、自分でカスタマイズしながら使いたいユーザーにも向いている。

Hewlett-Packardのマシンではおなじみの逆倒立タイプ

今回借りることができた試用機の構成は、CPUにIntel Core i5-3570K(3.4GHz)を搭載し、メモリは8GB、グラフィックス機能としてNVIDIA GeForce GTX 550Tiが選択されていた。ストレージは120GBのSSDと2TBのHDDを搭載し、高速さと大容量を両立させている。光学ドライブはブルーレイディスクドライブという構成だ。

試用機はSSDとHDDのデュアル搭載構成。SSDと組み合わせてインテル・スマート・レスポンス・テクノロジーに対応する

BTOメニューはかなり豊富だが、このモデルで注目したいのは第3世代のIntel Coreプロセッサを採用していることと、グラフィックスカードのの選択肢が増えていることだ。グラフィックス機能はGeForceのGTC580、GTX550Ti、GT530と、RadeonのHD7950、HD7770、HD7450と6種から選択できる。

価格はBTOの最小構成で75,810円から。店頭販売モデルはCore i7-3770K(3.5GHz)を搭載しながらも16万円前後に抑えている。これはプロセッサを強化した分、ストレージやグラフィックス機能に廉価なものを採用して全体の価格を低くまとめた結果だ。より強力なグラフィックス機能が必要な場合は、自分でグラフィックスカードを増設したり、同社のゲーミングマシン「h9」シリーズを選択するという方法もある。自分の利用用途に合わせて選ぼう。

次のページ:K型番CPUでオーバークロックも可能