世界最大のモバイル見本市「Mobile World Congress 2012」の会場で、カナダResearch In Motionは、ドイツの高級スポーツカーポルシェを展示し、QNXベースの車載インフォテイメントシステムを利用した将来の車を提案した。このほか、同社のタブレット端末「BlackBerry PlayBook」で動くカラフルで直感的な会議アプリケーションなどを紹介した。
RIMブースで注目を集めていたのが、同社が買収した組み込み技術QNX関連の展示。BlackBerry PlayBookはQNXをベースとしたOSを搭載しており、次期「BlackBerry 10」でもQNXが採用されるという。
ギア部のボックスに埋め込まれているNFCタグにBlackBerryスマートフォンをかざすと、自動的に端末とPlayBookがBluetoothペアリングされ、音声によるメールの読み出し機能などが利用できる |
このほか、PlayBookタブレットを使った会議・コラボコンセプト「Confetti」も展示されていた。Confettiは、タブレット向け最新OS「BlackBerry PlayBook 2.0」のSDKを使って開発したアプリで、Wi-Fi接続と上に設置したカメラを利用して各PlayBookの位置を追跡。複数のPlayBookでファイルの共有や転送ができる。Confettiは「PlayBookでどんなことができるのかを示すコンセプト的な展示」とのこと。
各端末は固有の色を持つ。ダッシュボードから共有したいファイルをドラッグダウンし、共有相手の色のドットに向かってスワイプすると、相手のPlayBookにファイルが表示される |
端末同士が近づくとコラボモードとなり、灰色のドットに向かってファイルを投げると相手の端末に表示される |
展示ブースではこのほか、PlayBook 2.0の紹介コーナーもあった。PlayBook 2.0は機能面でのほかUIも改善、ホーム画面をアップグレード、新しいルック&フィールとなっている。