カナダのResearch In Motion (RIM)は2月21日(現地時間)、タブレット用OSの新版「BlackBerry PlayBook OS 2.0」の提供を開始した。ネイティブの電子メール・クライアントを搭載。ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)のサポートが強化された。
電子メールクライアントは統合インボックス機能を備えており、電子メールアカウントに加えて、Facebook、LinkedIn、Twitterなどのメッセージを一元的に扱える。SNSの統合はカレンダーやコンタクトにも及び、例えばコンタクトではSNSの情報も集約して連絡先を表示できる。Bluetooth経由でPlayBookタブレットと、BlackBerryスマートフォンのアプリを連係させるBlackBerry Bridgeもアップデートされた。スマートフォン内のドキュメントやWebページ、電子メール、写真などにPlayBookからアクセスしやすくなり、またBlackBerryスマートフォンをPlayBook用のワイアレス・キーボード/マウスとして使用できるリモートコントロール機能が追加された。
RIMは2011年4月にBlackBerry PlayBookを発売した。買収したQNXの技術をベースにしたタブレット用のPlayBook OSを搭載。BlackBerryスマートフォンとの連係を目玉機能としていたが、スマートフォン市場でBlackBerryの苦戦が続き、PlayBookもタブレット市場で足場を築けずにいる。2012年度第3四半期(2011年10月-11月)のPlayBookの販売台数は150,000台だった。