バンダイナムコゲームスは13日、東京・品川の「バンダイナムコ未来研究所」にて、『ワンピース 海賊無双』プレス発表会を行った。

バンダイナムコゲームス本社で行われたプレス発表会

『ワンピース 海賊無双』は大人気作品『ワンピース』と「無双」シリーズがコラボした注目のタイトルで、原作でおなじみのキャラクターが、次々と押し寄せる海軍や海賊たちをなぎ倒していく爽快アクションが大きな特徴となる。『ワンピース』のストーリーを追体験できるゲームは本作が初であり、「麦わらの一味」の壮大な航海のストーリーを忠実に再現。また、従来の「無双」シリーズに比べて操作がより手軽になり、アクションが苦手という人も快適プレイできるだろう。

『ワンピース 海賊無双』のゲーム画面

今回のプレス発表会では、まずバンダイナムコゲームスの代表取締役副社長、鵜之澤伸氏が登壇。鵜之澤氏は「『ワンピース』というタイトルは原作をはじめ、キャラクターグッズが非常に好調です。2年ほど前からぬいぐるみやゲームセンター用のフィギュア、ゲーム作品も熱くなっており、非常に勢いを感じております。また、集英社さんの連載からアニメが始まって10周年が経ち、もう一度気合いを入れ直すということで、関係者の方々から『これからもっと盛り上げるんだ』と言われたのが力を入れるきっかけでした。そして、『ワンピース 海賊無双』ですが、受注は済んでおりまして、既にハーフミリオンを超え、50万本以上からのスタートとなっております」と、本作の手ごたえを感じていた。

バンダイナムコゲームスの代表取締役副社長、鵜之澤氏

次にソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン プレジデント、河野弘氏が登壇。河野氏は「この『ワンピース 海賊無双』は、去年のジャンプフェスタのPSブースで本作の試遊台を出展したところ、あっという間に長蛇の列ができ、その頃からかなり強力なタイトルであるという印象を受けておりました。また、『ワンピース』の独特の世界観やキャラクターの特殊な能力をいかんなく発揮できるプラットフォームは何かということで、PS3を選んでいただきました。ルフィのゴムゴムの実の特殊能力など、キャラクターの再現性はこれまで『最高のデキ』だと関係者の方々から聞いており、このあたりも大変楽しみな部分です。また、今回本タイトルのテレビCMを製作するにあたり、どのシーンを入れるかで非常に悩みました。当初1つのCMを予定していましたが、最終的に3つのシーン・3タイプのCMを放送することになりました」と語ってくれた。

SCEJプレジデント、河野氏

本体とソフトがセットになった『ワンピース 海賊無双 GOLD EDITION』(希望小売価格:38,170円)を披露

そして、集英社の週刊少年ジャンプ編集長、瓶子吉久氏が登壇し、『ワンピース』の原作者である尾田栄一郎氏からのコメントが紹介された。

週刊少年ジャンプの編集長、瓶子氏

尾田氏のコメントが披露された

尾田栄一郎氏のコメント

びっくりしましたよ。

ウチの仕事場はスタッフが結構最新ゲームをやってくれるので、
驚く程の美しいグラフィックに僕は目が肥えてるつもりですが、
『海賊無双』のデモムービーを初めて観せて貰った時は正直、ド肝抜かれました。
変な言い方ですけど、まるで実写でルフィが動いてるみたい。
映画作っても観ちゃうよっていう程のレベル。

製作者の方々が「ONE PIECE」を愛してくれてるんだとビシバシ伝わってきます。

で、コレ裏話なんですけど、
実は僕にこの『海賊無双』のパッケージイラストの依頼がきました。

でも僕は誠意と確信で断りました。

だって「必要ないでしょ?」
このクオリティのCGなら自信もってそのまま表紙にした方がいい。

カッコイイもん ヘタすりゃ僕負けちゃうよ(笑)

信頼の『無双』シリーズから出る「ONE PIECE」
。 間違いなく面白いです。
こればっかりは僕もクリアしてみせますから。

動く女性キャラの「ああいう」部分にも期待してます(♥)

みんなも一緒にやって欲しいな。

中島氏はバーソロミュー・くまに扮して登場

その後、バンダイナムコゲームスの『ワンピース』ゲームプロデューサー、中島光司氏と、コーエーテクモゲームスの開発チーム「ω-Force」プロデューサー、鯉沼久史氏が登場。

「ω-Force」チームプロデューサー、鯉沼氏

コアな『ワンピース』ファンにも自信を持ってお届けできるとアピールしていた

『ワンピース 海賊無双』の開発を終えた感想などを聞いてみたころ、鯉沼氏は「去年のジャンプフェスタで3月1日に発売しますと宣言したとおり、無事リリースすることができ、ひとまずホっとしているところです。現在、『ワンピース』は日本でナンバーワンの漫画です。そんなタイトルを扱わせていただけるということで、プレッシャーもありましたが無事に完成いたしました」とコメント。

また、中島氏は「本タイトルの話をいただいたのは2年半ぐらい前。ω-Forceさんと一緒に作ってきたのですが、あっという間の2年半でした。非常に楽しく、刺激しあいながら作れたと思います。本作は『ワンピース』の世界観と、『無双』シリーズの爽快なアクションを大事に作ってきましたので、非常に楽しんで、笑って、泣けるいい作品に仕上がったと思います」とコメントした。

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