次はSSD用ベンチマークのAS SSD Benchmark(v1.6.4237.30508)。転送速度のテストでは、基本的に先のCrystalDickMarkのランダム時と同様の傾向で若干スコアが向上した程度だ。
これをIOPS表記で見てみると、Intel SSD 520は、4K-64Thrdでリード/ライトとも公称値の約60000iops近くとなった。この点、Intel SSD 510からは大きく向上している。ただし、その他の項目でIntel SSD 510と比較すると、向上した箇所と減少した箇所が混在する。512Bのリードが大幅に減少し、ライトが大幅に向上するといった具合だ。また、M2Pと比較すると、IOPSに関しては分が悪いようだ。M2Pは4K-64Thrdのリード/ライトともに60000を超えており、512Bもともに10000を超えている。一方、4Kのリード/ライトはIntel SSD 520が上回った。
AS SSD Benchmarkに付属するCompression Benchmarkも、先のCrystalDiskMarkの0-Fill時で見られたような、SandForce 2281の特性を強く示す結果だ。Intel SSD 510とM2Pは、とくにM2Pでは若干のブレが見られるものの、ほぼ水平なライト速度であるのに対し、Intel SSD 520はやはりブレが見られるものの、右肩上がりのグラフになっている。