パナソニックは31日、デジタルカメラ「LUMIX(ルミックス)」シリーズの新モデル「DMC-SZ7」を発表した。発売は2月16日予定で、価格はオープン。推定市場価格は30,000円前後となっている。

薄型ボディながら10倍ズームレンズを備える「DMC-SZ7」

厚さ21mmという薄型ボディに光学10倍ズームが可能なレンズを搭載するモデル。レンズに表面には、ナノ(nm)レベルの超微細構造の薄膜を形成する「ナノサーフェスコーティング」が施されており、ゴーストやフレアを抑えた撮影が可能だ。

撮像素子は新開発の高感度MOSセンサーを搭載。感度向上により、暗所撮影時でも高画質を実現する。また、高感度撮影時のノイズ対策としては、平坦な部分などには最適なノイズリダクションを施す「3DNR技術」、明るい場所と暗い場所に分けて最適なノイズリダクションを行う「マルチプロセスNR技術」の2つを併用ないし使い分ける。

AF速度も同社の一眼機で採用されている技術を用いることで、最速0.1秒を実現。高速AFが可能となったことにより、従来よりストレスフリーな撮影が行える。

そのほか、撮影済みの画僧に6種類のフィルター効果を適用する「クリエイティブレタッチ」や、ガラス越しでもキレイな撮影が行える「ガラス越し」モード、コントラスト・明度を手軽に補正可能な「かんたんレタッチ」機能を搭載する。クリエイティブレタッチで用意されるフィルター効果は、「ポップ」「レトロ」「ハイキー」「ダイナミックモノクローム」「トイフォト」「ソフトフォーカス」の6種類。

主な仕様は、撮像素子が有効1,410万画素の1/2.33型MOSセンサーで、動画の記録画素数が1,920×1,080ドット、レンズの焦点距離が25~250mm(35mmフィルム換算時)、開放F値がF3.1~F5.9、対応感度がISO100~ISO3200(高感度モード時はISO1600~ISO6400)。背面のモニターは46万ドット・3型の液晶で、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードと内蔵メモリ(約70MB)となっている。バッテリーはリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影枚数は約220枚。

サイズはW99×D21×H59.4mm(突起部を除く)、重量は本体のみで約116g、バッテリーとメモリーカードを含む状態で約133gだ。

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