日本の映画ポスター芸術

20世紀の映画ポスター100点以上を展示するユニークな企画展「日本の映画ポスター芸術」が、東京国立近代美術館 フィルムセンターにて開催されている。本展は、1960年代から70年代の作品を中心に100点ほどの映画ポスターを紹介するもの。単なる宣伝物としてではなく、映画ポスターのグラフィック作品としての魅力を紹介する。

映画ポスターの多くは、製作・配給会社のコントロールのもとで匿名的に作られてきた歴史がある。しかしその歴史をひもといてみると、20世紀に開花したグラフィック業界の才能が映画界と交差したことや、時代を経て新しい世代のアーティストが登場し、旧来の映画ポスターのスタイルを変容させていった歴史などを感じ取ることができるという。

会期は3月31日まで。観覧料は一般200円、大学生・シニア70円。詳細は同センターWebサイトまで。