ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズは1月17日、スマートフォン「Xperia」シリーズの最新モデル「Xperia NX」「Xperia acro HD」を報道関係者向けに公開した。Xperia NXはNTTドコモから、Xperia acro HDはドコモとauから提供される。

Xperia NX。カラーバリエーションはBlackとWhiteの2色

Xperia acro HD。カラーバリエーションはBlack、Aqua、Sakura、Ceramicの4色

Xperia NXとXperia acro HDは、1月上旬に米国で開催された家電見本市のInternational CES 2012に合わせて発表されたモデル。CES 2012ではこのほか、海外向けのLTE対応端末「Xperia ION」なども公開されている。

Xperia NXのデザイン上の特徴は、本体下部の透明なフローティングプリズム。ホーム、メニュー、戻るアイコンが配置され、操作時にLEDが光り、アイコンが浮かんでいるように見える。プリズムの下の部分はアンテナやバイブなどが入っており、プリズムの脇に配線が通っている

本体前面と背面。背面は指紋が付きにくい塗装を施したほか、カメラやスピーカーを一直線に並べたのがデザイン上の特徴

本体側面。ボタン類は金属製で高級感を演出している

本体上部

CPUはいずれも1.5GHzのデュアルコアCPUを搭載。バッテリはXperia NXは1,700mAh、Xperia acro HDは1,840mAhと従来モデルと比較して大容量化。加えて、省電力性も強化したことでバッテリ駆動時間を伸ばしている。ただし、両モデルともバッテリの大型化を図るためにバッテリ交換はできなくなっている。

Xperia acro HDの前面と背面。手にフィットするカーブと持ちやすい形状、そして手触りの良さを実現したという

本体側面。周囲の金属調のフレームはカラーごとに異なる色調になっている

本体カラーCeramicの上部と下部

ディスプレイはともに4.3型「Reality Display」液晶で、1280×720ピクセルのHDディスプレイを採用。従来モデルと同様に、テレビの技術を投入したモバイルブラビアエンジンを搭載し、鮮やかな色彩でくっきりとした映像再現を可能にした。さらに、従来モデルに比べて輝度が25%アップしている。また、ディスプレイには屋外でも鮮やかな表示を実現する「クリアブラックパネル」が使用されている。

HDに高画素化したディスプレイはさらに明るくなった

空気層を省いたことで反射が抑えられ、屋外での視認性が向上した

モバイルブラビアエンジンの搭載により、コントラスト向上と輪郭強調などが実現している