Intersilは、同社のD2Audioブランドの新製品として、性能とコスト効率に優れ、ユーザーがオーディオシステムに求める優れた音質を実現する、12チャネルのデジタルサウンドプロセッサ/アンプコントローラ「DAE-3HT」の販売を開始したと発表した。

同製品は、価格競争力が求められるサウンドバー(フラットテレビ下部に設置する横長スピーカーユニット)やBlu-Rayホームシアターシステムを対象に開発したサウンドプロセッサ/アンプコントローラで、8系統のデジタル入力と、クラスDパワーアンプ段を駆動する12系統のPWM出力を備えている。

コスト効率の高い72ピンQFNパッケージにSoCを封止し、インタフェースとして、I2S入力×4、I2S出力×1、S/PDIF入出力、I2Cポート、SPIポートが搭載されている。また、オーディオシグナルパスの構成を自在に設計できる「Audio Canvas III」設計支援ツールに対応しており、D2Audio製品に最適化されたファームウェアである「D2Audio SoundSuite」の編集も可能となっている。12系統のPWM出力は、それぞれ、アンプ内蔵スピーカーとライン出力のいずれの駆動にも対応する優れたオーディオ性能を備えている。

なお、同製品の単価は10,000個受注時で3.75ドルとなっている。