さて、ここ気になるストーリーをご紹介。今回の舞台は、もちろん東京・秋葉原。世界線変動率「1.048596%」の2010年、岡部倫太郎が夏に起こった「あの戦い」の果てに到達した世界線である。平凡な日常を送っていた岡部は、ある日突然、目眩のような感覚に襲われる。この目眩は以前覚えのある感覚……そう、世界線が再び移動してしまったのだ。目眩がおさまった直後、携帯電話を開いてみると、15年後の未来にいる自分からの「Dメール」が届いていた。このメールによると、幻のレトロPC「IBN5100」がある者の手に渡ったことで世界恐慌が発生し、ディストピアや第三次世界大戦など比ではない悲劇が起こるというのだ。現在の世界戦変動率は「1.048728%」。未来の岡部から「IBN5100」奪還の指令を受け、岡部倫太郎は再び元の世界線に戻るため立ちあがる……というのが主なストーリーだ。

平穏な日常はDメールによって破られる

鳳凰院凶真(岡部倫太郎)も完全復活(笑)!!

ゲームシステムに関しては、アドベンチャーゲーム黎明期の主流だった「コマンド入力」方式を採用。プレイヤー自身が英単語でコマンドを入力することでストーリーが展開されていく。[F1]~[F5]キーにそれぞれ、「left」「back」「front」「right」「phone」を用意し、[Shift]キーを押すことで[F1]~[F5]キーのコマンドが「load」「save」「look」「talk」「joshu」に変化する。

自分で英単語を入力して、周囲をチェックしたり、キャラクターと会話を行う

もちろん、これらのコマンドだけで物語が進められるほど本作はヤワではない。「look door」「talk joshu」など単語の組み合わせに加えて、「get」「take」「push」「use」といったさまざまな単語を試して、新たな展開を探し出していくことになる。時には意外な単語を入力することで、予想外の反応をしてくれるキャラクターもいるので、いろいろなコマンドを試してみよう。

まずは「look」コマンドで状況確認

和英辞書を見ながらさまざまなコマンドを試していこう

コマンドによっては、クリスティーナまたは助手のこんな表情を拝めることもある

本作は『Steins;Gate』のスピンオフ作品であり、シリーズファンにオススメするタイトルであるが、単語探しに友だちと夢中になった往年のゲームファンや、当時のFM音源がたまらなく好き! といった人にも楽しめる作品となっている。

製品情報

初回出荷版はサントラCDも付属する『STEINS;GATE 変移空間のオクテット』のパッケージ

ゲームタイトル STEINS;GATE 変移空間のオクテット
メーカー名 GigasDrop.
ジャンル 想定コマンド入力式ADV
対応機器 Windows
発売日 10月28日
価格 5,040円

(C)2011 5pb./Nitroplus cGigasDrop.