NTTドコモのLTE通信サービス「Xi(クロッシィ)」に対応したスマートフォン「GALAXY S II LTE (SC-03D)」(サムスン電子製)が11月24日に発売された。Xiの下り最大37.5Mbps、上り最大12.5Mbpsという高速通信が可能なほか、1.5GHzのデュアルコアCPUを搭載した注目のスマートフォンだ。さっそく、GALAXY S II LTEの実力を検証してみたので紹介しよう。
■主な仕様 [製品名] GALAXY S II LTE (SC-03D) [OS] Android 3.2 [CPU] Qualcomm APQ8060(1.5GHz) [メモリ] 16GB [ディスプレイ] 約4.5型 WVGA(480×800ドット)Super AMOLED Plus液晶 [カメラ] 背面:約810万画素CMOS/表面:約200画素CMOS [連続待受時間] 3G:約300時間、LTE:約250時間、GSM:約250時間 [連続通話時間] 3G:350分/GSM:360分 [寸法] 約W69×H130×D9.5(最厚部:10.8)mm [重量] 約130g [主な機能] Xi / FOMAハイスピード / 無線LAN(IEEE802.11b/g/n/a)(2.4GHz、5GHzのデュアルチャネル対応) / Bluetooth 3.0+HS / microSDHCメモリカードスロット(最大32GB) / spモード / エリアメール / dマーケット /Wi-Fiテザリング / GPS /DLNAなど
スペックとデザインをチェック
まずは、スペックとデザインをチェックしよう。GALAXY S II LTEは、高精彩なディスプレイと軽快な動作などで評価の高い人気のスマートフォン「GALAXY S II SC-02C」をベースにXiに対応したスマートフォンだ。約4.5インチのSuper AMOLED Plus液晶と1.5GHzのデュアルコアCPUを搭載し、OSはAndroid 2.3を採用している。
本体サイズは約69(W)×130(H)×9.5~10.8(D)mmとなっていて、重量は約130g。GALAXY S IIと比較すると、CPUが1.2GHzから1.5GHzにアップしたほか、画面サイズが約4.3インチから約4.5インチと大きくなっている。GALAXY S IIの本体サイズが約66(W)×126(H)×8.9~10.3(D)mmなので、本体もわずかながら大きくなっている。
しかし、実際に並べたり重ねてみると、数mmの違いはほとんどわからないと言えるだろう。また、GALAXY S IIでは、側面や背面がやや角ばったデザインとなっていたのに対し、GALAXY S II LTEは側面から背面にかけて丸みを持ったラウンドフォルムになっており、持ちやすさに配慮がなされている。手の小さい女性などは片手で操作するのは難しいかもしれないが、大人の男性であれば片手でも十分操作できるサイズだと言えるだろう。
Xi対応で外出先でもストレスフリーの高速通信
GALAXY S II LTEの魅力のひとつが、LTE通信サービス「Xi(クロッシィ)」に対応していることだ。Xiエリア内の通信速度は、下り最大37.5Mbps/上り最大12.5Mbps。Xiエリア内の一部屋内施設では、下り最大75Mbps/上り最大25Mbpsの通信に対応している。また、3G通信ではFOMAハイスピードに対応し、FOMAハイスピードエリア内では下り最大14Mbps、上り最大384kbpsの通信をサポートする。
Xi対応により、外出先でもWi-Fi並みの高速通信の利用が可能で、Web閲覧はもちろん、ネット動画などの大容量コンテンツの閲覧もすばやく快適に行える。また、テザリング機能により、スマートフォンをWi-Fiルーター化してPCで高速通信を利用することも可能だ。