ISIDインターテクノロジー(以下、ISID-IT)とアプレッソは11月21日、企業内のサーバーや基幹システムに蓄積している情報を容易にiPadから活用できるようにするプラットフォームソリューションを提供すると発表した。ISID-ITが提供するiPad用アプリケーションプラットフォーム「Actpromo」と、アプレッソが開発/販売するデータ連携ソフト「DataSpider Servista」(以下、DataSpider)を連携させるかたちで実現する。

Actpromoは、様々な既存資産を活用したストーリーを指先で容易に作成/変更できるiPad用アプリケーションプラットフォーム。iPadをカタログビューアーのみならず、販売シナリオによる提案や既存のアプリケーションの連携にも利用できるうえ、ボタン、各オフィス製品、動画など様々なコンテンツを取り込むことが可能という。

一方のDataSpider Servistaは、GUIの開発/設計環境を使ってノンコーディングでデータ連携処理を実装できる製品。各種の処理を行うアイコンを罫線でつなぐかたちで処理のフローや内容を定義でき、それを基に自動生成されたスクリプトを専用の実行環境に配置することで処理が実行される。

新ソリューションでは、DataSpiderを使用してデータベース、ホスト、アプリケーション、クラウド、ファイルシステムなどを連携させたうえで、Actpromoにデータを送り、iPadによるインタラクティブなデータ閲覧環境を構築するかたちになる。ともにGUIを活用した開発/設計環境を提供しており、データ連携からUIまでをノンコーディングで実装できるという。ActpromoとDataSpiderの連携方法としては、「データダウンロード」、「Webアダプタ連携」、「DBブリッジ連携」、「メールアダプタ連携」の4つが挙げられている。