A100の目玉となるのは、プリインストールアプリの「手塚治虫マガジン倶楽部」(体験版)だ。手塚治虫マガジン倶楽部は月額1,050円の会員制サービスで、手塚治虫氏の作品約400巻がすべて読める。A100には手塚治虫マガジン倶楽部の48時間無料キャンペーンコードが封入されており、登録から48時間、手塚治虫マガジン倶楽部のコンテンツを自由に楽しめる。さすがに48時間で約400巻を読破するのはきついので、気に入ったら有料会員へ移行すればよい。実本で購入することを考えれば、月額1,050円というのはコストパフォーマンスが高いのではないだろうか。

主なコンテンツタイトルは、「鉄腕アトム」、「ブラック・ジャック」、「火の鳥」、「ジャングル大帝」、「リボンの騎士」、「ブッダ」、「ふしぎなメルモ」、「どろろ」など。

キャンペーンコードを登録すると、コミックとモーションマンガが自由に閲覧できるようになる。巻数が多すぎてどれから読んだらいいのか悩んでしまうほど

コミックを選んで開くとビューワ画面に。漫画ビューワとしての機能に不足はなく、画面のフリックでページ送り、画像の拡大にも対応

A100を横持ちにすると、自動で見開き表示へと変わるのはなかなか親切だ

モーションマンガは、原作マンガのコマに音声やBGMを付けて動画風に流していくもの。今回の試用時点では、「ブラック・ジャック」、「どろろ」、「火の鳥」の一部でモーションマンガが用意されている

日本語入力に「ATOK fot Android」を搭載

基本のGUIまわりを簡単に紹介すると、ホーム画面は5画面あり、それぞれにウィジェットやショートカットを配置可能だ。「acer ZONE」というユーザーインタフェースも搭載しており、Multimedia/Social/eReading/Game Zoneの4つの画面に分かれ、お気に入りのアプリケーションをカテゴリ別に登録しておける。右上の「+」をタップするとアプリの一覧が表示され、登録するものを選べる。登録できるショートカットは20個までだ。

4つにカテゴリ分類されている「acer zone」。左から、Multimedia/Social/eReading/Game Zone。アプリの整理に役立つ

独自の音楽/動画再生アプリ「ICONIA media2U」。ストアから楽曲やビデオなどを購入でき、横画面固定となる

日本語入力には、ジャストシステムの「ATOM for Android」を搭載している。これも大きな魅力の1つだろう。

日本語入力の定番アプリ。一般的なキーボード入力のほか、携帯電話ライクな入力方式にも対応

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