レノボ・ジャパンが新しく送り出したAndroidタブレット「IdeaPad Tablet A1」。これまでは10.1インチ液晶搭載モデルを2機種リリースしてきたレノボの、初となる7.0インチ液晶搭載モデルだ。これを試用する機会を得たので、さっそくレポートをお届けしたい。

[CPU] Texas Instruments OMAP 3622 モバイルプロセッサ(1GHz) [メモリ] LPDDR2 512MB [ストレージ] 16GB [ディスプレイ] 7.0型ワイド、1,024×600ドット、マルチタッチ対応 [バッテリ駆動時間] 約7.2時間  [OS] Android 2.3.4 [本体サイズ/重量] W195×D125×H11.95mm/約400g [店頭予想価格] 25,000円前後(ストレージ2GBモデルは20,000円前後)

片手で持って使えるAndroidタブレット

7.0インチワイド液晶搭載というのは、片手で持って使うの最大サイズではないだろうか。もちろんiPad2などを片手で持つ人もいるだろうが、あれは手で持っているというより腕で支持する形だ。ところが、7.0インチサイズならば手を開いて裏からつかむようにして持つことができる。

本体サイズは195×125×11.95mmで、質量は約400gと軽い。ペットボトルより軽いとなれば、持ち運びの抵抗感はかなり小さくなる。本体デザインはディスプレイ周りが黒い光沢デザインで、サイド部分がシルバー、背面は角を落としたラウンドフォルムの光沢加工となっている。そして背面のカラーは4色が用意されている。カラーはパールホワイト、カーボンブラック、コバルトブルー、ホットピンクだ。

試用機はパールホワイトモデル。落ち着いた光沢加工が施されている

ホワイトパールは最近のこの手の端末ではおなじみのカラーだが、コバルトブルーとホットピンクは珍しい。明るく元気な色を使いたいけれど、カバーを取り付けるのは嫌いだというユーザーにはぜひ実物を見て欲しいところだ。そしてカーボンブラックのみ、本体の内蔵メモリ容量を2GBに絞り込んだエントリーモデルが存在する。こちらの実売価格は2万円以下になるということだから、安価にタブレットを入手したい人には魅力的なモデルだ。3G回線を搭載していないから、1度購入してしまえば月々の支払いも発生しない。

今回試用したのはパールホワイトモデルだ。パールといってもギラギラ光る感じはなく、上品な白というイメージ。光沢加工だから当然指紋などはつくのだが、目立たないのがパールホワイトのいいところだ。持った感触は若干見た目に対して重みを感じるものの、重すぎることも軽すぎることもなく、ちょうどよく落ち着く感じだ。本体サイド部に配置されている各種ボタンもしっかりとした押し心地で、ちゃちな印象はない。安く購入できるのに安っぽい見た目ではないというのはうれしいところだ。