IdeaPad U300s

レノボ・ジャパンは13日、IdeaシリーズのノートPC「IdeaPad U300s」「IdeaPad U400」、Android OS搭載タブレット「IdeaPad Tablet A1」を発表した。同日都内で発表会を行い、新製品について解説した。

はじめに同社代表取締役社長ロードリック・ラピン氏が登壇し、レノボ・ジャパンのこれまでの業績と今後の展開についての説明があった。まず今朝のIDCの発表にあった通り、レノボ・グループがPC出荷台数において世界第2位のシェアを獲得したことを公表。その要因のひとつは「新興市場において、前年比46%の成長率を遂げた」自力成長の証であると述べ、ふたつめには日本におけるNEC、ドイツにおけるメディオン社との提携を通してレノボ・グループが成長できたことを挙げた。ちなみに日本では、ここ6期においてレノボ単独での成長にも成功。NECとの提携を加味すると、競合他社を凌ぎ業界最高の成長率を誇っているという。

同社代表取締役社長のロードリック・ラピン氏(写真左)

同社では企業向けノートブックPCの研究開発拠点である大和事業所をみなとみらい21地区に移転することを決めたが、これには当初、海外へ移転する案もあったという。「グローバル企業としては、当然検討すべきこと」(同氏談)だったが、国内移転にとどまったのは大和事業所のエンジニアチームの重要性と同事業所の持つ知的財産を考えた結果だったと明かした。

今後、グローバル戦略の一環としてブランド認知度を高めるために多大な投資をしていくという。この施策はすでにアメリカのタイムズスクエアへの屋外広告の設置などで形になりつつあるとのこと。日本でも今後東京、大阪、名古屋、北海道、九州などで大々的なコマーシャルを展開していくとしている。

グローバルアンバサダーには中田英寿が選ばれ、CMにも出演している(写真右)

また、製品の革新性(イノベーション)を高め、レノボ単独でもNECとの協業としても日本市場に特化した作品を次々に出していくとのこと。さらに店頭説明や電話対応など、ユーザーに「レノボならでは」の安心感を与えるようなサービスを提供していきたいとし、日本で「顧客満足度」No.1のNECと組んでお互いの強みを活かしながらの高品質なサービス、デバイスを届けていきたいと述べた。