米Intelと米Googleは9月13日(現地時間)、米サンフランシスコで開催中のIntel Developer Forum (IDF)において、Androidプラットフォームに関する提携を発表した。Androidが将来のバージョンにおいて、他のアーキテクチャに加えてIntelアーキテクチャを正式にサポートし、Intelのテクノロジを採用したAndroidスマートフォンの迅速な市場投入を実現する。

AndroidをIntelアーキテクチャに最適化

AndroidのIntelアーキテクチャ・サポートは、具体的には将来のバージョンをIntelのAtomプロセッサに最適化させる。IntelはAndroidのオープンソース・プロジェクトを活用し、幅広いAndroid製品へのIntelテクノロジの浸透を支援するという。これらはモバイル機器のOEMやワイアレス通信キャリアが、Android製品の開発にIntelのテクノロジ・ロードマップを活かせることを意味する。

AndroidプラットフォームをIntelアーキテクチャに最適化させることについて、Intel CEOのPaul Otellini氏は「(Androidの)採用を促し、選択の幅を広げ、IntelのテクノロジとAndroidプラットフォームの相乗効果を活かしたエキサイティングな製品を市場にもたらす」とコメントしている。IDFの基調講演で同氏は、スマートフォン・携帯機器向けAtomプロセッサ「Medfield」(開発コード名)を搭載したAndroidスマートフォンのリファレンスデザインを披露した。

Medfieldと最新のAndroidを組み合わせたスマートフォンを見せるPaul Otellini氏

IDF初日基調講演に、GoogleでAndroidチームを率いるAndy Rubin氏が登場