東芝ホームアプライアンスは12日、家庭用ルームエアコンの新製品「大晴快VOiCE NDR」シリーズを発表した。発売は11月上旬で、価格はいずれもオープン。推定市場価格は「RAS-221NDR」(6畳向け)が21万円前後、「RAS-251NDR」(8畳向け)が23万円前後、「RAS-281NDR」(10畳向け)が25万円前後、「RAS-361NDR」(12畳向け)が26万円前後、「RAS-401NDR」「RAS-402NDR」(14畳向け)が27万円前後、「RAS-562NDR」(18畳向け)が29万円前後、「RAS-632NDR」(20畳向け)が31万円前後、「RAS-712NDR」(23畳向け)が33万円前後となっている。
最大の特徴は、音声を認識して動作する点だ。付属する新開発のボイスコントローラを使用して、声で操作が行える。ボイスコントローラには、「暑い」「寒い」「運転」「停止」「暖房」などの26ワードが登録されており、どの言葉が投げられたかを感知。それに対応した動作が行われるという仕組みだ。
操作前にはコントローラ上部のボタンを押す、あるいは3回手を叩く、認識用の言葉を話しかけるなどにより、コントローラを音声認識可能な状態にする必要がある。これは、生活雑音で誤動作しないための仕様だ。
また新製品では、節電が重んじられる昨今の傾向にも配慮。新型のデュアルコンプレッサーを搭載することで、省エネ性能を向上させている。暑いときは2シリンダーでパワフルに運転し、さほど暑くない際は1シリンダー運転に切り替えることで回転数を落とさずに効率的に能力を下げることが可能だ。能力を下げるために回転数を落とす方法では、効率が低下してしまうおそれがあったが、使用するシリンダー数を切り換える方法では効率的に電力を利用できる。これにより、45Wという業界最小の消費電力を実現した。