IPA(独立行政法人情報処理推進機構)は、お盆休みや夏休みなど長期休暇中における情報セキュリティにおける注意喚起を行った。

夏休みなどの長期休暇中はシステム管理者が不在になり、トラブルの対処が遅れ被害が拡大する傾向にあるとしており、特に最近話題になっているトラブルとして、Webサイトの改ざん、表示してあるバナーに広告等にウイルス感染の仕掛けを施すパターンや大量アクセスによるサービス妨害。また、USBメモリ、CD/DVDなどにより組織外に持ち出した個人情報などのWinnyなどによる流出などを掲げている。

具体的な注意喚起としては、システム管理者については不測の事態に備えた委託先企業を含めた緊急連絡体制の再確認、データを組織外に持ち出す際のルールの徹底、Winnyなどファイル共有ソフトによる情報漏えいにが起きないよう再度注意を促すなどを挙げている。

また、家庭でPCを利用する場合には、OSやアプリケーションを最新バージョンへ更新すること、ウイルス対策ソフトの定義ファイルを最新のものにすること、USBメモリなどの外部記憶媒体については所有者が明確でないものはPCに接続しない、などへの注意を挙げている。