アップルが20日にOS X Lionと第2世代Intel Core(Sandy Bridge)プロセッサを搭載するMacBook Airの販売を開始したが、同時にオンラインのApple Storeからポリカーボネート筐体のMacBookホワイトモデルが消えた。Macworldなど、複数のMac専門媒体が同モデルの一般販売終了を指摘している。

MacBookホワイトモデルの一般販売中止について、米Appleはコメントしていない。MacRumorsによると、完全な販売打ち切りではなく、Appleは教育機関に限定した販売に切り換えている。過去にも同社はCRT一体型Macや、旧型に属するiMacの低価格モデルを教育機関向けに提供してきた。MacBookホワイトモデルも同様に、教育市場を最後に販売・製造が終了するという見方が大勢となっている。

MacBookホワイトモデルは長い間、1,000ドル未満で購入できるノートブック型Macという役割を担ってきた。しかし昨年10月に初代MacBook Airの11インチモデルが999ドルで登場し、13インチモデルとともに爆発的なヒットとなったことで、ユーザーのMacBookホワイトモデルへの関心が薄れていた。このままMacBookホワイトモデルの一般販売が終了すれば、ノート型Macの廉価モデルは以下のようなラインナップになり、13インチのディスプレイ・サイズで1,000ドル未満のノート型Macがなくなることになる。

  • MacBook Air 11インチ/2GBメモリ/64GB SSD:999ドル (日本のApple Store価格は84,800円)
  • MacBook Air 13インチ/4GBメモリ/128GB SSD:1,299ドル (同110,800円)
  • MacBook Pro 13インチ/4GBメモリ/320GB HDD:1,199ドル (同108,800円)