ソニーは7日、13.3型の軽量・薄型フルフラットの筺体ながら、Sandy Bridge搭載の高性能、標準バッテリで約8.5時間の問う時間駆動も実現した「VAIO S」シリーズ2011年夏モデルを発表した。オーナーメードモデル(SAシリーズ・SBシリーズ)と店頭モデル(SBシリーズのみ)を用意する。発売日は6月11日。予想価格は店頭モデルで160,000円前後から。

「VAIO S」2011年夏モデル

同社従来の13型クラスノートで高付加価値シリーズに位置付けられていた「VAIO Z」の技術を取り込み、コストパフォーマンスに優れる高性能モバイルを実現した「VAIO S」の2011年夏モデル。今年春のモデルに引き続き、軽量・薄型フルフラットなボディ、スイッチャブルGPUなどによる高性能とバッテリ駆動時間の両立といった特徴を受け継いでいる。バッテリシステムも同様で、最大約8.5時間駆動の標準バッテリに追加し、本体底面に装着できる拡張バッテリを利用すれば最大約17時間の長時間駆動が実現する。

店頭/CTOで発売するVAIO S(SBシリーズ)

店頭モデル(SBシリーズ)は2機種ラインナップし、上位のVPCSB29FJの主な仕様は、ディスプレイが13.3型WXGA(1,366×768ドット)LEDバックライト液晶、CPUがIntel Core i5-2410M(2.30GHz)、チップセットがMobile Intel HM65 Express、グラフィックスがAMD Radeon HD 6470M 512MB(内蔵Intel HD Graphics 3000とスイッチ切替可)、メモリがDDR3 SO-DIMM 4GB(4GB×1)、ストレージがSATA 5400rpm HDD 750GB、光学ドライブがブルーレイ(DVDスーパーマルチ機能搭載)。OSはWindows 7 Home Premium SP1 64bitで、オフィスソフトはOffice Home and Business 2010。

主なインタフェースは、IEEE 802.11a/b/g/n、WiMAX(IEEE 802.16e-2005準拠)、GigabitEternet、Bluetooth 2.1+EDR、USB 3.0×1、USB 2.0×2、HDMI×1(3D対応)、D-Sub×1、オーディオ入出力、メモリーカードスロット、31万画素Webカメラ、指紋センサ。本体サイズ/重量は約W331×D224.5×H23.9mm/約1.76kg。バッテリ駆動時間は付属の標準バッテリで約8時間、別売りの拡張バッテリを追加すると約16.5時間。本体カラーはブラックのみ。店頭予想価格は200,000円前後。

店頭モデル(SBシリーズ)下位のVPCSB28FJは、上記のVPCSB29FJから、CPUをIntel Core i3-2310M(2.10GHz)へ、ストレージをSATA 5400rpm HDD 640GBへ、光学ドライブをDVDスーパーマルチへ、HDMI出力を3D非対応などへ変更。本体サイズ/重量は約W331×D224.5×H23.9mm/約1.72kg。バッテリ駆動時間は付属の標準バッテリで約8.5時間、別売りの拡張バッテリを追加すると約17時間。本体カラーはブラック、ホワイト、ピンク、ブルーの4色。店頭予想価格は160,000円前後。

ブラック

ホワイト

ピンク

SBシリーズのオーナーメードでは、CPUのIntel Core i7-2620M(2.70GHz)など、より上位の構成が選べるほか、ピンクとブルーのほか、新色のシルバーから本体カラーを選ぶことができる。

シルバー

CTOのみで発売するVAIO S(SAシリーズ)

オーナーメードのみで展開するSAシリーズは、SBシリーズからさらに、ディスプレイが標準で13.3型WXGA++(1,600×900ドット)LEDバックライト液晶となり、CPUがIntel Core i7-2620M(2.70GHz)まで、メモリが最大8GBまで、ストレージはクアッドSSD構成の1TB SSDなどの選択も可能となっており、付属アプリケーションの追加もできる。また、上記SBシリーズ比できょう体がH23.3mmのフルフラットボディへと薄型化し、最軽量構成では1.54kgへと軽量化できるのもポイントだ。本体カラーはグロッシーブラウン、オールブラック、ライトシルバーの3色展開。ほか、今回のSAシリーズより、メッセージ刻印サービスにも対応した。

グロッシーブラウン

オールブラック

ライトシルバー