Pokenは、NXP Semiconductorsと協業関係を締結したことを発表した。

2011年4月19日~21日の間、モナコ公国で開催されている「WIMA 2011」において発表されたもので、Pokenはソーシャルネットワーク向けNFC対応プラットフォームを公開した。

同プラットフォームはNXPのNFCコアテクノロジとPokenの低消費電力32 ビット・マイクロプロセッサを統合した、共同開発となるNFC製品のプロトタイプ。

実際に展示されたデモでは、NXP-Poken共同開発のリーダー(読取装置)や携帯電話でタグにタッチすることで、リアルタイムに収集される人々や様々な情報対象に関するソーシャルメディア・プロファイルが、PokenのWebインタフェースに表示される様子が披露された。

同NFCベースプラットフォームによってユーザーはシンプルなタッチのみで相手、場所、物に関する情報をスピーディに収集し、動的な時間枠に沿って見ることができるようになる。そのため、いつどこで誰と会ったのか、何の情報を収集したのかといったことを思い出すことができるようになるほか、収集した情報を友人と共有し、コメントを追加することや、クーポン情報などを広くシェアすることもできるようになる。また、これらの行為はすべてをタッチのみで行えるため、手間のかかる検索をする必要がなく、手軽に情報を共有できるようになると両社では説明している。