アーク情報システムは4月20日、統合メールセキュリティ対策ソリューション「SpamSniper」のアプライアンス製品として、処理能力を向上させた新モデルを、2011年5月中旬より発売することを発表した。

「SpamSniper」(5000Aモデルの本体)

SpamSniperは、韓国Jiransoftが開発した統合メールセキュリティ対策ソリューションで、2バイト系のコード(ひらがなや漢字などのテキスト)対応や、日本市場の細かな要望にいち早く対応する体制、さらには誤送信防止機能(添付ファイルの暗号化や、送信メールの送信待機)を搭載するなどの特長により官公庁、学校関係、民間企業、プロバイダなどへの導入が進んでいる。

日本国内での発売は5年目を迎えており、攻撃性の大量のスパムメールや大容量のファイル添付のメールの増加、さらにユーザーのメールセキュリティへの要求の高まりに対応するため、今回、既存4機種のハードウェア、モデル名を全て一新した。

新モデルは、既存モデルと比べて処理速度や処理件数の向上を図るためにハードウェアを強化、あわせてシステム面での性能向上を図り、アーク情報システムが実施したベンチマークテスト(スパムメール処理速度)の実測で、下位モデルで70%の向上を実現した。

「SpamSniper」の新旧システム性能比較

なお、販売価格はオープン価格ながら、現行モデルの価格体系(実売価格)をそのまま維持する予定としている。