パナソニックは7日、LED電球「EVERLEDS(エバーレッズ)」シリーズより、業界で初めて断熱材施工器具に対応した小形電球タイプ・斜め取付け専用のLED電球を4月25日に発売すると発表した。昼光色相当の「LDA4D-H-E17/BH/S」と電球色相当の「LDA4L-H-E17/BH/S」の2品番が用意される。いずれも価格はオープンで、推定市場価格は4,000円前後。
同製品は、同社独自の放熱技術を搭載したという、E17口金のLED電球。熱放射率の高い材料を調合した新開発の白色塗料を採用し、LED電球表面からの熱放射率を向上させることで、放熱性を従来品より約30%アップさせた。これまでのLED電球は、断熱構造の建物の天井に取り付けられた照明器具では放熱が妨げられるため使用できなかったが、同製品はLED電球としては初めて断熱材施工器具にも対応したという。
明るさは昼光色相当で300ルーメン、電球色相当で250ルーメンと、小型電球25形相当の明るさを実現。消費電力は同社ミニクリプトン電球の約5分の1となる4Wと、高い省エネ性能を誇る。そのほか、「口金部回転機構」を採用することにより、断熱材施工機器で多く見られる受金が斜めに取付けられた照明器具でも、直下を明るく照らすことができるという。
定格寿命は約2万5,000時間。定格消費電力は4.0Wで、定格電圧は100V。昼光色相当のLDA4D-H-E17/BH/Sの色温度は6,700K、全光束は300lm。電球色相当のLDA4L-H-E17/BH/Sの色温度は2,000K、全光束は250lm。サイズはφ35x75mm、質量は47g。