オンキヨーは1日、7.1ch対応のAVセンター「TX-NA609」を18日に、同じく7.1ch対応の「TX-NA579」を25日に発売すると発表した。価格はTX-NA609が8万4,000円、TX-NA579が7万1,400円。

AVセンター「TX-NA609」ブラックモデル(画像)のほかに、シルバーモデルが用意されている

今回発表された2製品は、HDDやPCにストックした音楽ファイルを再生できるネットワークオーディオ機能(DLNA1.5とWindows7に対応)を搭載し、MP3やAACのほか、WMA LosslessやFLACといった高品位なファイル形式の再生も可能。また、インターネットによる安定した受信環境でラジオ放送が楽しめる「radiko.jp」や、iPhone / iPod touchでAVセンターの基本操作が可能になる専用アプリ「Onkyo Remote」に対応している。

そのほかの共通機能として、オーディオリターンチャンネルや3D映像対応HDMI端子を搭載し、4K対応のビデオアップコンバージョン機能によってアナログ信号を最高3840×2160ピクセルでHDMI出力することができる。主要メーカーのハイビジョンTVとシステム連動も可能で、HDMI端子を活用した「RI HD」機能も搭載。USB接続による、iPod / iPhoneのデジタル再生にも対応する。

「TX-NA609」のインターフェイス部。HDMI端子は入力×6、出力×1、入力端子はD4×2、コンポーネント×2、コンポジット×5、D-Sub15×1、デジタル(音声)×5、アナログ(音声)×7、出力端子はD4×1、コンポーネント×1、コンポジット×2、アナログ(音声)×1、7ch×1、サブウーファー×2を装備

TX-NA609は、特許技術回路「VLSC」や3段インバーテッドダーリントン回路、グランド電位安定化技術など音質技術が導入され、ホームシアターの世界基準「THX Select2 Plus」に準拠する。定格出力は全チャンネル130W(6Ω / 全高調波歪率0.08%以下 / 1ch駆動時、JEITA)で、実用最大出力は全チャンネル190W(6Ω / 1kHz / 1ch駆動時、JEITA)。最大外形寸法は、435(W)mm×173.5(H)mm×328(D)mm、質量は11.0kg。

AVセンター「TX-NA609」。カラーはブラックモデルのみ

「TX-NA609」のインターフェイス部。HDMI端子は入力×4、出力×1、入力端子はD4×2、コンポーネント×2、コンポジット×5、デジタル(音声)×5、アナログ(音声)×7、出力端子はD4×1、コンポーネント×1、コンポジット×2、アナログ(音声)×1、サブウーファー×2を装備

TX-NA579は、底面に楕円状のプレスラインを設けた「オーバルシャーシ」を採用し、振動によるノイズ発生を抑制するほか、付属の測定用マイクを使用して自動でスピーカー設定が行える「Audyssey2EQ」機能を装備。定格出力は全チャンネル100W(6Ω / 20Hz~20kHz / 全高調波歪率0.7%以下 / 1ch駆動時、JEITA)で、実用最大出力は全チャンネル160W(6Ω / 1kHz / 1ch駆動時、JEITA)。最大外形寸法は、435(W)mm×173.5(H)mm×328(D)mm、質量は9.0kg。