ペンタックス(HOYA)は8日、アウトドア撮影に要求される機能・性能を豊富に備えたコンパクトデジタルカメラ「PENTAX Optio WG-1」および「PENTAX Optio WG-1 GPS」を3月中旬に発売すると発表した。価格はいずれもオープンで、市場予想価格は「WG-1」が3万円台半ば、「WG-1GPS」が4万円程度の見込み。

「PENTAX Optio WG-1」ブラック

「PENTAX Optio WG-1」パープル

「PENTAX Optio WG-1 GPS」グレー

「PENTAX Optio WG-1 GPS」グリーン

同製品は、2010年3月に発売された「Optio W90」の後継機。JIS保護等級6相当の防塵性能やマイナス10℃の耐寒性能はそのままに、水深10mで連続2時間の水中撮影、1.5mまでの耐落下衝撃性能を実現するなど防水・耐衝撃をさらに強化したほか、新たに100kgfまでの重さに耐える耐荷重構造なども備えた。Optio W90と比べ、防水性能が水深6mから10mに、耐落下衝撃性能は1.2mから1.5mまでに向上している。

加えて、近接した被写体を拡大する「デジタル顕微鏡」モードでの使い勝手も向上した。近距離用LED補助光を3灯から5灯に増設し、撮影の瞬間には各LEDの光量をアップ。配光特性を向上し、手ぶれや被写体ぶれを抑えて撮影できる「瞬間輝度アップ」機能も新たに採用された。

なお、Optio WG-1 GPSのみ、新たにGPS機能が追加されている。撮影時の位置情報を同時記録することができるほか、カメラを携行するだけでメモリーカードに測位ログデータを保存するログ機能も備える。

レンズには35mm判換算で約28~140mm相当の光学5倍ズームレンズ、撮像素子には有効画素数約1,400万画素の1/2.3型CCDを搭載。1,280×720ピクセルで30fpsのHD動画撮影が行え、撮影した動画の編集や静止画抽出のほか、HDMIマイクロ端子からの出力も可能。記録メディアは約97.0MBの内蔵メモリーのほか、SD / SDHC / SDXCカードに対応。突起物を含まない本体サイズは115.5(W)×58.5(H)×28.5(D)mmで、電池とメモリーカードを含んだ重さはWG-1が約163g、WG-1 GPSが約167g。カラーラインナップは「WG-1」がブラックとパープル、「WG-1GPS」がグリーンとグレー。