PCMark Vantage v1.0.2(グラフ53~55)
FutureMark
http://www.futuremark.com/
ということで、もう少しアプリケーション寄りのベンチマークという事で、先ずはPCMark Vantageの結果がグラフ53だが、とりあえずSandy Bridge系が圧勝ということになっている。で、ご覧になると判るが、突出しているのはCommunicationの結果である。
で、そのCommunicationの詳細がグラフ54である。実のところ大差がついているのはTest2、つまり、
- Data decryption - CNG AES CBC
- HDD - Windows Defender
- Web page rendering - favorites group parallel
の3つのテストを並行に行った場合で、このData decryptionにAES命令が使われているため、対応していないNehalem系には不利に働くということだ。ただ、ではCommunicationのテストを抜けば? というと、その場合でも全テストで明確に、
Core i7-975 < Core i5-2500K < Core i7-2600K
という傾向がはっきりでており、Core i7-975の存在価値すら疑われかねない状態である。
グラフ55はCore i5-670とCore i5-2500Kの比較である。結果を見ると、もちろんGamingのテストでは大差がついている(あと、DDR3-1600動作できるP67と組み合わせたMemory Scoreは、DDR3-1333どまりのH67より有利なのも仕方ないが)が、その他のテストを見ると意外にH67が健闘している事がわかる。逆にCore i5-670は、どのテストでも結構大きな差がつけられている。Core i5-670+H57という組み合わせも決してそう遅いものでは無いはずだが、この結果を見ていると何か猛烈に遅く感じてしまうほどだ。