ガンダムポメラが搭載する日本語入力はジャストシステムの「ATOK」で、ガンダム関連の用語が辞書に登録されている。どれくらい役立つかはさておき、試用中に思い付くガンダム用語を片っ端から入力/変換してみたのはいうまでもない。シャア・アズナブル モデルの一例を紹介しよう。

「しゃあ」とタイプして変換すると、「シャア・アズナブル」に関連する数々のガンダム用語に変換できる。シャアが搭乗したモビルスーツの型番まで一発変換できるという凝りようだ

こちらは「じおん」の変換例。「ジオン共和国」や「ジオン公国」はともかく、「ジオン訛」(ジオンなまり)には笑ってしまった

また、ガンダムポメラの電源を入れると、「機動戦士ガンダム」のロゴに続いて、テレビ作品のファーストガンダムで使われたサブタイトルがランダムに表示される。電源をオフにするときは、各モデルにまつわる名場面/名ゼリフ、モビルスーツの設定集がランダムで表示される。試用中は当然のように、電源オンと電源オフを繰り返しつつ、ファーストガンダムの思い出に浸らせていただいた。

シャア・アズナブル モデル

電源オンで表示される「機動戦士ガンダム」のロゴ(写真左上)と、サブタイトルの一例

電源オフで表示される名場面/名ゼリフ(写真左側)、モビルスーツの設定集(写真右側)の一例

ランバ・ラル モデル

電源オンのロゴ表示とサブタイトルのランダム表示は、各モデルで共通

電源オフで表示される名場面/名ゼリフは、各モデルに合わせたもののようだ。「ランバ・ラル」好きにはたまらない。モビルスーツ設定集のランダム表示は、各モデルで共通のもよう

ジオン軍 モデル

サブタイトルを見て「第○話」とすぐに分かるだろうか?

「ククルス・ドアン」には驚いた。あとの2場面は比較的有名なところだろう

ポメラの実用性には疑いないが、ガンダムポメラはガンダムファン向けのイメージが強い。もっとも、ガンダムポメラを選ぶユーザーは、それを分かったうえで購入するはずだ。人によって印象は異なると思うが、それほど奇抜な本体デザインではないので、ファストフード店やカフェといったパブリックスペースでも違和感なく使えるのではないだろうか。特にモバイルシーンでの文字入力が多いガンダムファンは、ぜひ手に取ってみて欲しい製品だ。

(C)創通・サンライズ
企画:株式会社バンダイ

■試用機の主な仕様
製品名/品番 デジタルメモ「ポメラ」DM11G
バリエーション シャア・アズナブル モデル
ランバ・ラル モデル
ジオン軍 モデル
液晶 4型TFTモノクロLCD
液晶解像度 VGA(640×480ドット)
電源 単4形アルカリ乾電池×2本
単4形エネループ×2本
電池寿命 単4形アルカリ乾電池:約20時間
単4形エネループ:約15時間
インタフェース microSDHCカードスロット、USB
本体サイズ/重量 (折り畳み時)
シャア・アズナブル モデル:W147×D104×H30mm/340g
ランバ・ラル モデル:W147×D104×H32mm/350g
ジオン軍 モデル:W147×D104×H28mm/340g
主な付属品 USBケーブル(A-ミニBタイプ/50cm)、本体内蔵バックアップ電池(CR2032)、専用ケース
価格 39,900円