Chromeブラウザを使い慣れている人なら、Chrome OSはすぐに使いこなせるだろう。「新しいタブ」がChrome OSのホーム画面であり、ブックマークバーやインストール(登録)したWebアプリのラウンチャーになる。

「新しいタブ」がChrome OSのホーム画面。登録したWebアプリが並ぶ

12月11日時点のCr-48のChrome OSはv0.9.128.8。ベースとなっているChromeはベータ版だが、開発版にも変更できる

Chromeの設定に、日時や言語入力、キーカスタマイズなどOS機能の設定も含まれている。英語以外の言語による入力が必要な場合は、設定の「言語と入力」で使用したい言語を追加する。Cr-48のChrome OS v0.9.128.8では、Google日本語入力をUSキーボード/ 日本語キーボード/ US Dvorakキーボードで利用できる。

言語と入力の設定

Google日本語入力の設定

入力方法はメニューバー右側の言語アイコンから、またはalt+shiftで切り替える

クラウドを武器としたグーグル日本語入力による日本語入力が可能!

最初に「想像していた以上に実用的」と書いたが、Cr-48を手にするまで筆者はWeb閲覧と、主に英語によるGoogleサービスの利用にしか使えないだろうと予想していた。ハードルが、そもそも低い。では「パソコンとして十分か?」というより高い基準に照らし合わせれば、ドライバーの問題、Webアプリとハードウエアの連係、ファイルシステムの制限、Webアプリの性能や機能の制限など様々な点が気になってくる。もちろん、まだパイロットプログラム段階なのだから、あと半年の間にパソコンとしての要件をいかに満たしていくかが大事になる。こうした課題については、パソコンのユーザーインターフェイスとしてのChromeの振る舞いとともに、Cr-48使用後のファーストインプレッション・レポートで取り上げようと思う。