オンキヨーは17日、動的ノイズを抑制する新開発「DIDRC回路」を搭載したハイファイ・セパレートコンポとして、プリアンプ「P-3000R」(18万9,000円)、パワーアンプ「M-5000R」(27万3,000円)、CDプレーヤー「C-7000R」(16万8,000円)の3機種を12月18日に発売すると発表した。

パワーアンプ「M-5000R」

通常では聴こえないデジタル音声信号などの高周波波形も、周波数が近接して存在するとビート現象によって可聴帯域内に余分なノイズを生成する。今回発表された3機種に搭載されるDIDRC(Dynamic Intermodulation Distortion Reduction Circuitry)は、これら測定値には表れない動的ノイズの発生メカニズムを究明して、高周波帯域まで増幅性能に優れ、上下の対称性が良く、低歪率化を達成した新回路。各機器の増幅部に搭載することで、弾むように伸びやかで、生き生きとした新次元のサウンドを実現したとのこと。

そのほか3機種ともに、フロントパネル・サイドパネルには剛性の高いアルミ押出し材を、底板には肉厚のスチール板を使用し、ノイズの原因となる相互の振動の伝播を防いでいる。また、高い電源供給能力を可能にする強力な電源部の採用、接続での伝送ロスを抑えるためにアナログRCA入出力端子に金メッキ真鍮削りだしタイプを採用するなどのテクノロジーが盛り込まれている。

プリアンプ「P-3000R」

CDプレーヤー「C-7000R」