「iVOCALOID VY1t」

ヤマハは、同社の歌声合成ソフト「VOCALOID(ヴォーカロイド)」の合成エンジンソフトウェアを使用した iPadアプリケーション「iVOCALOID VY1」および iPhoneアプリケーション「iVOCALOID VY1t」を開発したと発表した。

本アプリでは、バーチャルシンガーてして人気の「初音ミク」や「がくっぽいど」などでもお馴染みのVOCALOIDテクノロジーを採用。内蔵の歌声合成のデータベースには、従来よりも一層クリアな滑舌と、力強く伸びのあるロングトーンを特長とする「VY1」が使用されている。なお、iVOCALOID VY1では、ピアノロール方式のユーザーインタフェースや伴奏の同時再生、制作した楽曲のメール送信機能などを搭載。また、iVOCALOID VY1tでは、誰にでも分かりやすく直感的な、ピッチカーブ入力方式を装備する。同アプリは、日本科学未来館および東京国際交流館にて10月17日まで開催中の「DIGITAL CONTENT EXPO 2010」にて展示されている。

「iVOCALOID」は、いつでもどこでも本格的なボーカルパートを制作を楽しめるiPhone/iPadに対応した音楽制作アプリ。同社では本アプリの開発により、音楽制作者だけでなく、より多くの方々へ当社の最新の音声合成技術を提供していくとしている。画像は「iVOCALOID VY1」のもの