英Canonicalは、「Ubuntu Software Center」に関して、承認プロセスなどの決定事項を発表した。開発したアプリを同Software Centerに提出する場合、オープンソースライセンスの下で公開されていることなどが必須となる。

Ubuntu Software Centerは、CanonicalのLinuxディストリビューションであるUbuntu上で動作するアプリケーションを発見・入手できるアプリケーションセンター。「Ubuntu 9.10」で最初に導入された。

Canonicalでは、同Software Centerに提出できるアプリケーションの条件としては以下の3つの条件を挙げている。

  1. OSI(Open Source Initiative)で承認されたライセンスの下で公開されているオープンソースアプリケーション
  2. 既存のUbuntuレポジトリに含まれていない新しいアプリケーション(Ubuntuレポジトリ内にあるアプリの最新版も対象外となる)
  3. 実行可能なアプリケーション

なお、スタンダロンのコンテンツ/ドキュメンテーション/メディアや開発ライブラリは対象外となる。

プロセスとしては、開発したアプリをPersonal Package Archiveにアップロードして提出するだけ。提出されたアプリケーションは、新たに組織された「Application Review Board」でレビューされることになる。承認されれば、そのままUbuntu Software Centerに加わることになると説明している。

「Ubuntu Software Center」(Wikimedia Commons提供)の画面ショット。10月にリリースされる最新版「Ubuntu 10.10」ではインタフェースが新しくなる予定。