東芝ホームアプライアンスは10日、ドラム型洗濯乾燥機「ZABOON」(ザブーン)のヒーター乾燥モデル「TW-G510」を発表した。洗濯容量は9.0kgで乾燥容量は6kg。左開きモデル「TW-G510L」は9月上旬、右開きモデル「TW-G510R」は10月上旬発売。推定小売価格は20万円前後。

昨年モデルからの変更点は、操作パネル回りのカラー。視認性がアップしている

TW-G510は、昨年10月に発売された「TW-G500」の後継モデル。従来機との機能面での差はなく、デザイン面での変更のみとなっている。

TW-G510の最大の特徴は、昨年モデルより採用されている「アクティブS-DDモーター」。水を含んだ衣類を動かす必要がある洗濯時には大きなトルクが必要だが、脱水時には、トルクよりも高速回転が必要になる。アクティブS-DDモーターは、電流を流すと磁力の強さが変わるサマリウムコバルト磁石を使用することで、モーターの性能を高トルク型・高速型と変化させるというもの。

高速回転による脱水は、一般的な脱水よりも衣類に含まれている水分をより多く取り除くことが可能で、その後の乾燥にかかる時間や、消費電力を抑える効果もある。2008年モデルの「TW-200VF」では、定格洗濯乾燥時の消費電力量は2,350Whで運転時間は約225分だったが、TW-510では、消費電力量は2,150Whで、運転時間は約155分。