岡谷エレクトロニクスは米KentDisplayと、Kentの子会社であるImprov Electronicsが2010年1月より米国で販売を開始した電子ペーパー黒板「Boogie Board LCD Writing Tablet」の日本国内での代理店契約を締結、取り扱いを開始すると発表した。出荷開始は8月12日を予定、店頭価格はオープンだが、3980円程度を想定価格としている。
同製品は感圧式のため、付属のスタイラス以外にも爪などでパネルに描画することができ、かつボード上部にある消去ボタンで一瞬で描画したものを消すことが可能な「お絵描きボード」的な製品。
パネルにKentが開発を行ってきた電源を供給しなくても画像表示を維持することが可能なコレステリック液晶技術を採用しており、消去時以外は一切電力を消費しない設計となっている。そのため製品としてバッテリ交換はできないものの、約5万回の消去が可能で、消去時のみの電力消費と考えると相当の長寿命を実現していることとなる。
なお、本体は141mm×222mmとほぼA5用紙サイズで、しかも最薄部で3mm、最高部でも6mmと非常に薄いつくりとなっている。また、今回、同社が取り扱う製品はプラスチックトレイを用いない環境対応パッケージにて提供される予定という。
8月10日15時追記
岡谷エレクトロニクスに確認をしたところ、8月10日15時時点で取り扱いが決まっているのは以下の2店舗との回答をいただいたので補足情報として記載させていただく。
なお、このほかの店舗や通販サイトなどとは現在、交渉を進めており、順次取り扱い店舗は拡大していく予定である。