パナソニックは8日、パーソナルファックス「おたっくす」の新製品「KX-PW821」シリーズを発表した。発売は8月6日。価格はオープンで、推定小売価格は、「KX-PW821DL」(子機1台付属)が2万8,000円前後、「KX-PW821DW」(子機2台付属)が3万8,000円前後。

KX-PW821は、液晶画面にタッチペンで書いた内容を、そのままファックスとして送信できる製品。タッチペン機能の搭載は、家庭用の普通紙ファックスとしては世界初となる。

タッチペンで手書きした内容を、そのままファックスとして送信できる「KX-PW821」。タッチペンは、ファックスの送信以外に通話中の手書きメモなどでも利用できる

同社のパーソナルファックスには、「見てから印刷」という機能が搭載されているモデルがある。同機能は、送られてきたファックスをメモリーに保存し、内容を親機の液晶画面で確認、必要なもののみ印刷するというもので、紙やインクリボンの無駄な消費を押さえることができる。KX-PW821に搭載されたタッチペン機能は、親機の液晶画面(4.9型)に、タッチペンを使って書いた内容を、そのままA4サイズのファックスとして送信するというもの。受信時だけでなく手書き原稿の送信時にもペーパーレスを実現できる。送られてきたファックスに、タッチペンで書き込みをして、再び送信することも可能だ。なお、本体のメモリーに保存可能なファックスは最大で約50枚。SD/SDHCカードを利用して保存可能な枚数を増やすことも可能だ。また、SD/SDHCカードを利用した場合、電話の通話内容をそのまま記録する「フル録音」(発信/受信時対応)機能も利用可になる。